【群馬県下仁田町】下仁田葱の会が届ける本物の「下仁田ネギ」の販売、道の駅しもにたで開始

【群馬県下仁田町】下仁田葱の会が届ける本物の「下仁田ネギ」の販売、道の駅しもにたで開始


道の駅しもにたでは、下仁田町役場認定の生産者団体である下仁田葱の会による「下仁田ネギ」の販売を12月1日(金)から開始した。

「下仁田ネギ」は毎年11月から販売しているが、12月からは下仁田町認定の下仁田葱の会による贈答用「下仁田ねぎ」箱も出回るようになり、12月中旬頃が最盛期となる。

下仁田ネギについて


「下仁田ネギ」はその名の通り、下仁田町の特産品の1つで、群馬県出身者なら誰でも知っている「上毛カルタ」でも「ねぎとこんにゃく下仁田名産」と読まれている。

「下仁田ネギ」の由来についても様々な説があり、江戸時代の大名(殿様)の文献に記されている例があり、このことがきっかけになり「下仁田ネギ」は別名「殿様ネギ」と呼ばれることもある。また、昭和の時代には天皇献上品になった記録もある。

なお、下仁田町公認の下仁田葱の会が届ける「下仁田ネギ」こそが本物の「下仁田ネギ」だ。

下仁田ネギの特徴


「下仁田ネギ」は、非分けつ性の一本ネギで、軟白部は⻑さ15~20cmと短く、また太さは最も太いもので直径4~5cmときわめて太いものがある。地上部の葉が濃緑色で太いのも特徴だ。

「下仁田ネギ」特有の肉質をした締まりの良いものを生産するためには、礫を多少含んだ粘質土壌であることが大切な条件の1つとされている。

植物を寒さにあてると、寒さに対応するため、含水量の減少、糖類や水溶性タンパク質の増加などの変化が起こる。

「下仁田ネギ」は葉の一部が枯れている状態で出荷されているが、葉が枯れる寒い時期まで「下仁田ネギ」の収穫を遅らせて寒さにあてることで、甘みの強い、トロトロした柔らかい食感が生み出されている。

おすすめの食べ方


ネギといえば薬味を思い浮かべるが、「下仁田ネギ」は鍋料理や焼き物など、加熱して食べることに向いている。生のままでは辛味があり薬味には不向きだが、火を通すと辛味がなくなる上、甘みが増して柔らかくなり、香りも発つ。

熱を通せば甘くなるので鍋物だけでなく、炒め物、揚げ物、焼き物でも楽しむことができる。

7つの守るべき事項


全国でも名高い「下仁田ネギ」だが、他地域での栽培の増加や交雑により、品質・風味が落ちているという評判が立つことがあったという。

このような中、「本物を守り受け継ごう」と2001年に、下仁田町馬山地区のネギ農家が下仁田葱の会を結成し、栽培・出荷における守るべき事項を提示した。

現在、下仁田葱の会では『7つの守るべき事項』「下仁田町内で栽培された下仁田ネギであること」「品種の統一を図ること」「品質の統一を図ること」「規格の統一を図ること」「価格の統一を図ること」「箱の統一を図ること」「夏の植え替えをした下仁田ネギであること」を満たすことのできる農家約60戸を会員と認め、統一の緑の箱を使用することで、その他のネギとの差別化を図っている。

緑の箱での出荷は12月1日(金)から解禁され、全ての会員が住所・氏名を記載している。

特設スペースを設けて販売



また、「道の駅しもにた」では特設スペースを設けて販売している。価格は税込で、1kg入り・太めが650円、1kg入り・細めが550円、2~3本入りが400円。

なお、17時以降になると農家が商品を引き取りに来るので、「下仁田ネギ」の在庫がなくなる。「下仁田ネギ」を購入の際は17時前に来店を。

この機会に、「道の駅しもにた」で「下仁田ネギ」を手に入れてみては。

■道の駅しもにた
住所:群馬県甘楽郡下仁田町馬山3766-11
公式HP:https://michinoeki-shimonita.com/

※上毛カルタ(出典:群馬県HP):https://prtimes.jp/a/?f=d132985-1-dc3fa11d83514773050d75cdb3300a99.pdf

(角谷良平)

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