シングルマザーがエッセイを制作し寄付を呼びかける「寄付月間キャンペーン」を開始!

シングルマザーがエッセイを制作し寄付を呼びかける「寄付月間キャンペーン」を開始!


シングルマザーのセルフケア講座など、ひとり親女性の心身の健康を支援するシングルマザーズシスターフッドは、全国的なムーブメントである「寄付月間(Giving December)」のアンバサダー団体として、12月1日(金)~31日(日)の期間、「寄付月間キャンペーン」を実施している。

8名のシングルマザーがエッセイを執筆

日本のシングルマザーの貧困率は他の先進国と比べてもとりわけ高く、その原因として「就労率は8割と高いが、非正規雇用の割合が多く、キャリアを築く機会に恵まれない」という実態が指摘されているという。

「寄付月間キャンペーン」では、8名のシングルマザーが「わたしのキャリア」をテーマにエッセイを執筆し、8名の校正者とともにエッセイを仕上げて発表。「シングルマザー」という属性だけでは見えてこない、一人ひとりの個性や積み重ねた経験にある輝きと価値を可視化する。

また、シングルマザーへの偏見や差別を減らすことを目指すとともに、シングルマザーの心身の健康を支援する活動への寄付を呼びかけている。

エッセイは、12月1日(金)からエッセイのサイトで順次発表される。

エッセイを書くことで自己の回復プログラムにつなげる


シングルマザーがエッセイを書くことは、「過去を癒す、現在を生きる、未来を創る」ことにつながるという。エッセイという作品を仕上げる過程で、ネガティブなものとして捉えていた経験を、意味あるものとして再定義していく活動である。

このエッセイ制作の取り組みそのものが、一つのエンパワメントになっている。

シングルマザーが「受益者」から「支援者」に

また「寄付月間キャンペーン」は、普段は寄付の恩恵の受け手であるシングルマザーが、寄付集めの担い手となり、「受益者」から「支援者」「表現者」になるというパラダイムシフトを経験する場となっている。

支援現場において、支援者/被支援者の役割を固定化させないという側面も重視している。

寄付金はシングルマザーのセルフケア講座などに使用


「寄付月間キャンペーン」で集まった寄付は、シングルマザーのセルフケア講座と表現による自己の回復プログラムの運営費に充てられる。

厚生労働省のひとり親支援施策の、子育て・生活支援、就業支援、養育費確保支援、経済的支援の4本柱には、予防的な健康支援が含まれていない。シングルマザーの心身の健康は本人だけではなく、子どもたちにとっても不可欠である。

シングルマザーズシスターフッドでは、シングルマザーの心身の健康をサポートしつつ、その必要性を今後も啓発していくという。

シングルマザーの心身の健康を支援する取り組みに注目してみては。

エッセイのサイト:https://note.com/singlemoms/m/me9d35b7d67fa
寄付募集サイト:https://congrant.com/project/sisterhood/8938

(yukari)

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