“最高の殺し”にこだわるイーライ・ロス監督 感謝祭の殺人鬼を描く最新作『サンクスギビング』はR18+指定に[ホラー通信]
『ホステル』『グリーン・インフェルノ』のイーライ・ロス監督による新たなホラー映画『サンクスギビング』が12月29日より公開。“感謝祭(=サンクスギビング)”に現れた殺人鬼がユニーク且つ残酷なやり方で人々を殺害していく本作、レーティングがR18+指定になることが決定した。ヤッタネ。また、併せて本編映像が解禁されている。
公開された本編映像は、本作の殺人鬼“ジョン・カーヴァー”が最初の獲物を狙うシーンだ。標的はダイナーでの仕事を終えた女性。そっと背後から近付いた殺人鬼は、シンクに溜まった水と冷凍倉庫のキンキンに冷えたドアを使って鬼畜の所業を行っている。すんごい痛そう。
イーライ・ロス監督は作品のショッキングな殺戮シーンについてこう語っている。「殺戮について、どうすれば自分たちを凌駕できるかと考える。自分たちだけではなく、他のどの映画も超えなければならない。最高の殺しをすることは、私たちにとって名誉なこと。ホラー映画を作るたびに偉大なホラー作品に殿堂入りするチャンスが生まれる。そのチャンスを逃す手はない。ゆえに、すべての殺戮において、我々は傑作を生み出そうとするのだ」
また、そういったシーンの良し悪しについては、自身の感覚を大事にしているそうだ。「自分が“ううっ”となる感覚を持たなければならない……。私は映画の残虐シーンに対して非常に高い耐性を持っている。もし、そのシーンが私自身を動揺させるのであれば、それは観客に効果的なのだ」
本作は、映画『グラインドハウス』内でロス自身が手掛けたフェイク予告編「感謝祭」を長編化したもの。ロスがホラー映画を監督するのは『グリーン・インフェルノ』以来約10年ぶりだが、「これ以上の映画は撮れない。思い残すことはない」と断言しているそうだ。まだまだ撮ってほしいけどなぁ〜。
『サンクスギビング』
12月29日(金)より全国の映画館で公開
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