宮崎県・高千穂の天岩戸神社で年末恒例行事「天岩戸注連縄張神事」12月22日に開催！

宮崎県西臼杵郡高千穂町にある天岩戸神社は、神話の継承と明るい世の中が末永く続くようにとの願いを込め、古事記・日本書紀になぞらえてご神体の天岩戸に注連縄を張る「天岩戸注連縄張神事」を12月22日(金) に開催する。

ご神体の「天岩戸」に注連縄を張る神事

同社は令和3年より、冬至の日に注連縄の張替えを行い、神事として伝えていくための年末の恒例行事を開催しており、多くの人に親しまれている。同行事は、神話に描かれた注連縄張り神事を伝統行事として後世に残し、高千穂町の活性化を図ることを目的にスタートした。

今年の天岩戸注連縄張神事も、ご神体の「天岩戸」に張られた注連縄を張り替えるだけでなく、日本神話になぞらえ、国内を代表する芸術家、文化継承者が天岩戸神社に集結し、ご奉納を行うという大変貴重な機会になっている。

12月22日(金)午前6:40～スタート

当日は6:40よりご奉納行事が行われる。

9:00からは、宮司祝詞奏上、地元・宮崎県立高千穂高等学校弓道部による鏑矢奉献の儀、登山家の望月将悟氏と天野和明氏による御神体注連縄張神事が執り行われる。

10:00からは再びご奉納行事が行われる。

ご奉納行事では、元ブルーハーツのドラマーとして活躍したミュージシャン梶原徹也氏や、武道家の荒谷卓氏、舞踊家の酒井はな氏、島地保武氏、演奏家の阿部一成氏らによる奉納演奏・演武・演舞が行われる予定だ。

また、西行庵円位流の花輪竹峯氏による献香献茶式、日本鶏保護連盟による長鳴鶏の鳴き声奉納、書道家の永山玳潤氏による奉納揮毫もある。

その後、11:30～は国指定無形文化財・天岩戸神楽奉納、12:00～は岩戸投げ大会(畳投げ大会)というスケジュールになっている。

「岩戸投げ大会」今年も開催！

「岩戸投げ大会」は、かつて天岩戸神社で行われていた畳を投げる大会だ。

同大会は、天岩戸伝説の中で、天照大御神(あまてらすおおみのかみ)がお隠れになられた天岩戸をこじ開けた力の神様・手力男命(たぢからをのみこと)に由来する。

手力男命が投げ飛ばした岩戸は、長野県の戸隠に飛ばされ戸隠山になったと伝えられており、この岩戸を模して重さ約20Kgの畳を投げ、その距離を競うというもの。誰でも参加が可能だ。

注連縄発祥の地、天岩戸神社の「天岩戸注連縄張神事」にぜひお参りしてみては。

■令和5年「天岩戸神社 御神体注連縄張神事」概要
日時：12月22日(金)6:40～14:30
会場：天岩戸神社 西本宮
住所：宮崎県西臼杵郡高千穂町岩戸1073-1

天岩戸神社公式サイト：https://amanoiwato-jinja.jp/

(オガワユウコ)