【鉄印帳とは】列車旅の注目アイテム!おすすめの鉄印も紹介

【鉄印帳とは】列車旅の注目アイテム!おすすめの鉄印も紹介

ローカル線の旅好きのみなさん! 「鉄印帳」はご存知ですか? 列車旅のお供として注目されている鉄印帳。鉄道会社ごとにオリジナルデザインの鉄印が用意されており、それぞれの個性が光っています。今回は、鉄印帳についての解説と、編集部が特に印象に残ったおすすめの鉄印をご紹介。ぜひ列車旅とあわせて、鉄印集めをお楽しみください!

【目次】

鉄印帳とは?

鉄印帳(写真提供:えちごトキめき鉄道)

写真提供:えちごトキめき鉄道

社寺で授与される御朱印の鉄道版をイメージしていただくとわかりやすいと思います。2020年7月に、第三セクター鉄道等協議会に加盟する40社が乗車記念印として「鉄印」を発行しました。その鉄印を押印するものが「鉄印帳」。「地方鉄道や沿線地域を元気にしたい!」という思いのもと、各鉄道会社の職員が創意工夫を凝らしてデザインしています(※)。

※編集部注:加盟会社などの詳細は「たびよみ」をご確認ください。

鉄印をもらう方法

まずは専用の鉄印帳を用意しましょう。御朱印帳やノートでは記帳してもらえません。鉄印帳は、加盟している40社の駅などで購入可能です。

鉄印は、①駅の指定窓口で②受付時間内に③乗車券を提示し④記帳料を支払い⑤鉄印帳を渡すと、記帳してもらうことができます。乗車券なしで鉄印をもらうことはできないので、注意が必要です。指定窓口や受付時間は各鉄道会社によって異なるので、それぞれの公式サイトをチェックしてくださいね。

また、40社すべての鉄印をコンプリートすると、「鉄印帳マイスター」の称号が与えられます。限定イベントへの参加やノベルティグッズのプレゼント、割引サービスなど、うれしい特典が用意されているのでぜひ挑戦してみてください。

編集部おすすめ鉄印4選

①山形鉄道(山形県)

山形鉄道の鉄印(写真提供:山形鉄道)

写真提供:山形鉄道

「山形鉄道」は、沿線の4つの地域が花の名所であることから、「フラワーライナー」と呼ばれ、親しまれている鉄道です。鉄印の中心には、シンボル車両「花結びより」のラッピングデザインが。それを囲むようにアヤメ(長井市)・桜(南陽市)・紅花(白鷹町)・ダリア(川西町)の4種の花があしらわれた、かわいらしい鉄印です。

■鉄印に関する情報
山形鉄道 公式サイト
記帳駅:長井駅
受付時間:10時~17時
記帳料:300円(税込)

②会津鉄道(福島県)

会津鉄道の鉄印(写真提供:会津鉄道)

写真提供:会津鉄道

お座敷席・トロッコ席・展望席の3つからなる「お座トロ展望列車」が走行している「会津鉄道」。春から秋にかけてトロッコ席には窓がなく、臨場感ある絶景が楽しめます。長くのびた「会」の字は、磐梯山と猪苗代湖をイメージしているそうです。書置きではなく、鉄印帳に直接手書きで記帳してもらえるので、書く人の個性が出るのもまた味があっていいですね。

■鉄印に関する情報
会津鉄道 公式サイト
記帳駅:会津田島駅
受付時間:5時30分〜21時
記帳料:300円(税込)

③えちごトキめき鉄道(新潟県)

えちごトキめき鉄道の鉄印(写真提供:えちごトキめき鉄道)

写真提供:えちごトキめき鉄道

「えちごトキめき鉄道」では、国内最大級の窓から日本海が望めるリゾート列車「えちごトキめきリゾート雪月花」が人気です。鉄印は3駅で受け付けており、各駅でデザインが異なります(写真は糸魚川駅のもの)。旅の安全祈願として配された鳥居と、マスコットキャラクターの「トキテツくん」が印象的。背景には桜が天の川のようにちりばめられており、繊細なデザインが光ります。

■鉄印に関する情報
えちごトキめき鉄道 公式サイト
記帳駅:直江津駅、糸魚川駅、新井駅
受付時間:7時~18時
記帳料:300円(税込)※通常版

④IRいしかわ鉄道(石川県)

IRいしかわ鉄道の鉄印(写真提供:IRいしかわ鉄道)

写真提供:IRいしかわ鉄道

「IRいしかわ鉄道」という社名は、公募により決定。「IR」は、「石川」と「鉄道」の英語表記での頭文字で、「アイアール」つまり、「愛ある」鉄道をめざすという思いが込められているそうです。鉄道名ではなく、キャッチコピーの墨書が採用された鉄印は珍しく、インパクト大! 大きく配された青色のロゴマークは、未来にのびていく線路を表現しています。

■鉄印に関する情報
IRいしかわ鉄道 公式サイト
記帳駅:金沢駅(IRお客さまカウンター)、津幡駅
受付時間:金沢駅(IRお客さまカウンター)7時~20時、津幡駅5時30分~23時
記帳料:300円(税込)

期間限定の特別な鉄印も!

鉄印は、いつでも記帳してもらえる通常鉄印だけではありません。季節やイベント、周年記念などにあわせて、期間限定・数量限定のスペシャルな鉄印が登場します!

たとえば、「わたらせ渓谷鐵道」では、四季で異なるデザインの鉄印や伝統的工芸品「桐生織」を使った織物鉄印など、趣向を凝らした特別な鉄印を数多く展開しています。期間限定の鉄印があると、二度三度と乗車して楽しめるのも、鉄印集めの魅力です。現在発売している鉄印の詳細は、各鉄道会社の公式サイト等でご確認ください。

わたらせ渓谷鐵道の鉄印「もみじ渓谷号」(写真提供:わたらせ渓谷鐵道)

鉄印「もみじ渓谷号」/写真提供:わたらせ渓谷鐵道

わたらせ渓谷鐵道の特別版鉄印(織物鉄印・紅葉版)(写真提供:わたらせ渓谷鐵道)

特別版鉄印(織物鉄印・紅葉版)/写真提供:わたらせ渓谷鐵道

■鉄印に関する情報
わたらせ渓谷鐵道 公式サイト
記帳駅:相老駅、大間々駅、通洞駅
受付時間:相老駅5時~最終列車まで、大間々駅7時30分~17時10分、通洞駅9時45分~15時40分(通洞駅は12月~3月上旬は日曜・祝日のみの営業)
記帳料:鉄印「もみじ渓谷号」300円(税込)~ ※相老駅は手書き版の800円(税込)のみ、特別版鉄印(織物鉄印・紅葉版)800円(税込)

御朱印の鉄道版のような鉄印。個性的な鉄印には、各社の鉄道や地元への思いが詰まっています。期間限定や数量限定のものを発売している鉄道もあり、鉄印集めは一度だけでなく何度も楽しめそうです。ぜひ全国40社の鉄印をコンプリートしてみてください!

掲載情報は2023年11月28日配信時のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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びゅうたび

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