【栃木県鹿沼市】日光例幣使街道の宿場町の雰囲気を味わいながら

栃木県鹿沼市

日本中では目まぐるしく、日々いろんなイベントがひらかれている。「そんな日本には、どのような土地があるのだろう」と、写真家として活動している私(仁科勝介)は、“平成の大合併”時に残っていた、旧市町村をすべて巡る旅に出た。その数は2000を超える。

今回、地域や自治体、企業の取り組み、新商品などの情報を発信するニュースサイト「ストレートプレス」で、それらを紹介する機会をいただいたので、写真を添えて連載をスタートした。

「ストレートプレス」内に登場するローカルな市町村と、関係があるかもしれない。

今回は、栃木県鹿沼市を写真とともに紹介する。

Vol.106/栃木県鹿沼市

以前、市町村一周の旅で鹿沼市を訪れたとき、古峯神社へ行くことにした。天狗が有名な神社である。鹿沼市街地からは25キロほど離れており、日光に寄った次に古峯神社へ向かったので、鹿沼市街地は通らなかった。だから、鹿沼市街地を訪れなかったことについて、自分に対して不届き者だと思っていたけれど、今回あらためて巡る機会ができたので、いよいよ鹿沼市街地へ向かったのだった。鹿沼市は日光例幣使街道の宿場町の一つであり、雰囲気のあるまちなみが広がっていた。

鹿沼市の中心部近くにこんもりとある富士山公園からの景色。日差しが強く、まちなみが眩しい

新鹿沼駅へ

崎陽軒の初代社長は鹿沼市の出身だそうだ

宿場町の名残を感じる

白壁も美しい

いい雰囲気だなあ

鹿沼市は十分に大きなまちで、市街地は空も広い。そして、太い交差点のところで街灯に付いた垂れ幕を見てみると、「かぬまシウマイ」と書かれてあった。それを読んで初めて、崎陽軒の初代社長である野並茂吉氏が鹿沼市出身なのだと知ったのだった。そういえば、崎陽軒のシウマイ弁当の食べ方図説を作っている方と出会ったこともあったなあ、ということを思い出したりしながら。「まちの駅 新・鹿沼宿」を訪れてみると、まだ開館前の時間帯だったけれど、地元のおばあちゃんたちが話に花を咲かせていた。「わーはっは!」と明るい声が空に響いていた。

(仁科勝介)

写真家プロフィール

仁科勝介(Katsusuke Nishina にしなかつすけ)/かつお
写真家として活動。1996年、岡山県倉敷市生まれ。広島大学在学中に、日本の全1741の市町村を巡る。
『ふるさとの手帖』(KADOKAWA)、『環遊日本摩托車日記(翻訳|邱香凝氏)』(日出出版)をはじめ、2022年には『どこで暮らしても』(自費出版)を刊行。
旧市町村一周の旅『ふるさとの手帖』:https://katsuo247.jp
仁科勝介公式Twitter:https://twitter.com/katsuo247
仁科勝介公式Instagram:https://www.instagram.com/katsuo247/

   

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