キーワードは「ひとりじゃない。ひとつじゃない」

厚生労働省が就職氷河期世代の支援内容を紹介するべく、俳優の佐々木蔵之介さんをナビゲーターに起用したWeb動画を公開した。

就職氷河期世代とは、バブル崩壊後の1990～2000年代、雇用環境が厳しい時期に就職活動を行い、現在も様々な課題に直面している方々と定義されており、1975年から1985年ごろに生まれ、2023年時点で30代後半から40代の人が該当する。不本意ながら非正規雇用の仕事に就いていたり、理想のキャリアが積めていないなどの課題があるとされており、政府では就職氷河期世代の活躍の場を広げるため、「経済財政運営と改革の基本方針 2022」で、令和4年度までの集中取組期間に加え、令和5年度からの2年間を「第二ステージ」として位置づけ就労や社会参加を集中的に支援している。

今回ナビゲータに起用されたのはサラリーマンの経験もある俳優の佐々木蔵之介さん。より多くの対象者に同支援内容を知ってもらい、利用につなげるため、「ひとりじゃない。ひとつじゃない」をキーワードとしたWeb動画となっている。これは、コロナ禍での孤独・孤立が増加している現状や、多様化する時代背景を踏まえた内容となっている。

また、佐々木蔵之介さんが、就職氷河期世代をサポートする各機関の専門家たちにインタビューをし、就職氷河期世代の方々に対して、ハローワークやサポステ、各種支援機関を活用の有用性を紹介している。

「サポステ」や「ハローワーク」などに無料相談が可能

就職氷河期世代は、地域ごとのプラットフォームの「ハローワーク専門窓口」や、「地域若者サポートステーション」、「自立相談支援機関」などに無料相談ができ、無料支援も受けられる。

同Web動画では、それぞれの状況やニーズに合わせた地域ごとのプラットフォームの専門窓口や、具体的な支援内容を紹介。先述の「佐々木蔵之介×就職氷河期世代支援スタッフ インタビュー動画」なども視聴可能だ。

厚生労働省 就職氷河期世代活躍支援