『ビバリウム』監督の異様な最新作『NOCEBO/ノセボ』12月公開 民間療法にのめり込んだ主人公の悪夢[ホラー通信]
ポスターもすごいが特報も凄まじい。
新婚夫婦が奇妙な住宅地に閉じ込められるスリラー『ビバリウム』で観客に衝撃を与えたロルカン・フィネガン監督の最新作が日本公開決定。『NOCEBO/ノセボ』のタイトルで12月29日より公開される。作品の異様さを感じられるティザーポスターと特報映像が解禁された。
本作では、原因不明の体調不良に悩まされるファッションデザイナーの主人公が、突然訪ねてきた乳母の用いる民間療法にのめり込み、家族とともに悪夢に迷い込んでいく様が描かれる。タイトルの“ノセボ”とは反偽薬効果のこと。偽薬(プラセボ)を投与したことと、薬や医師に対する不安感などが組み合わさり、有害な作用が現れることを意味している。
ティザーポスターは、展示された可愛らしい子供服に血がベッタリとついた異様なもの。「あなたにも見えますか?」という意味深なコピーが謎を深めている。
特報映像は、主人公のクリスティーンと乳母ダイアナの出会い、体調の回復、その後の悪夢をハイスピードでつなぎ合わせている。クリスティーンは絶叫し、ダイアナは宙を舞い、誰かの口から謎の生物が這い出る様も見受けられる。一体何が起こっているんだ……。
主人公のクリスティーンを演じるのは『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』『ダンボ』のエヴァ・グリーン。クリスティーンの夫フェリックス役に『キングスマン』シリーズのマーク・ストロング。乳母ダイアナをフィリピン出身のシンガーソングライター チャイ・フォナシエが演じる。
<ストーリー>
ファッションデザイナーとして名を馳せるクリスティーン(エヴァ・グリーン)は、夫のフェリックス(マーク・ストロング)と幼い娘のボブス(ビリー・ガズドン)とダブリン郊外で悠々自適に暮らしていた。ある日、仕事中にクリスティーンはダニに寄生された犬の幻影に襲われる。8 ヶ月後、クリスティーンは筋肉の痙攣、記憶喪失や幻覚などを引き起こす原因不明の体調不良に悩まされていた。そんな彼女の前に、ダイアナと名乗るフィリピン人の乳母が現れる。彼女は雇った覚えのない乳母を最初は怪しむが、ダイアナは伝統的な民間療法を用いてクリスティーンの治療にあたり彼女の信頼を得ていく。やがてクリスティーンは民間療法にのめり込んでゆくが、それは一家を襲う想像を絶する悪夢の始まりだった――
『NOCEBO/ノセボ』
12月29日(金) 新宿ピカデリー ほか 全国ロードショー
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