国内では珍しい法人向け新AIコーチングシステム、組織変革の新たな可能性

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日本におけるコーチングの草分けであるエグゼクティブ・コーチング・ファームのコーチ・エィは27日、都内で法人向け新AIコーチングシステムの発表会を開催した。

コーチ・エィは、組織変革を目的としたコーチングを主な事業としており、クライアントの約8割はプライム市場に上場している大企業だ。また、コーチ人材の開発にも力を入れており、これまでに1万人以上のコーチを輩出している。

コーチングは、組織の目標達成に向けた能力、リソース、可能性を最大化するプロセスとして、個人や組織が持つ潜在能力を最大化する手法の1つだ。他のソリューションとは異なり、対話を通して、新たなものの見方や解釈を生み出し、組織にイノベーションを生み出すという特徴を持つ。

今回紹介された新サービスである、AIコーチングシステムの日本語版は、世界屈指のAIコーチング開発会社Panda Traningと共同開発された。人ではなくAIがコーチングを行うことで、1人ひとりのコーチングデータを企業課題の解決に活用できる。さらに、人が相手だと躊躇しがちなテーマについても対話の機会の提供も可能だ。
コーチ・エィ代表取締役の鈴木義幸氏は、世界的に話題になっているチャットGPTとの違いとして、「AIコーチングは利用者の質問に答えるだけではなく、質問を投げかける」という点を強調した。コーチ・エィが長年培ってきたコーチングの実績やデータを基にAIで効果的なコーチングを行うことが可能になっている。

Panda Traning社CEOのディマ・スィロトキン氏は、ビデオメッセージで登壇し、「これまでコーチングを体験することができなかった人たちに機会を提供できるようになる」と述べた。

また、質疑応答では、AIコーチングのプライバシー面での懸念を問われ、鈴木氏は「AIコーチとのコミュニケーションは、データベース格納の際に匿名化される。なお、Panadatron社はGDPRに準拠したプライバシー保護を実行したうえで、欧州におけるサービスを提供している」と回答した。さらに今後の展開として「医療や教育などにも活用していけるのではないか」と述べ、AIコーチングの幅広い可能性を示した。
 
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