ソースネクストの発表会に参加したらAIが文字起こしした議事録と要約が送られてきた

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ソースネクストは8月22日、文字起こしAIボイスレコーダー「AutoMemo」事業戦略・製品発表会を開催。AIボイスレコーダー新製品「AutoMemo R」を9月5日に発売することを発表しました。

……と、いつもの記事ならこの後に発表内容をレポートとしてまとめるのですが、今回の発表会は主催のソースネクストさんから、AutoMemo Rで録音、文字起こししたプレゼンテーションの議事録と、開発中の機能を使ったAIによる要約文が送られてきました。

ウェブアプリで確認できる議事録

議事録は、AutoMemoで録音・文字起こししたテキストをブラウザから編集・共有できるウェブアプリ「AutoMemo Home」の共有リンクで送られてきました。その内容は、発表会の司会者やプレゼンテーションを担当した同社代表取締役社長兼COOの小嶋智彰氏、ゲスト登壇した東証コンピュータシステム代表取締役社長の竹林義修氏と、発言者別に発言がまとめられています。

AIが議事録を要約

合計約28分にわたる発表会の議事録をAIで要約した結果は、600字程度のコンパクトな文章に要約されています。内容は分かりやすいし、これは優秀……以下に引用します。

オートメモ事業戦略製品発表会が開催され、ソースネクスト株式会社代表取締役社長兼COOの小嶋智彰氏が事業戦略を説明した。小嶋氏は、音声認識の重要性を強調し、同社の音声通訳器「ポケトーク」や音声認識ソフト「オートメモ」の販売実績を紹介した。
また、会議の議事録作成に関する課題を取り上げ、AIを活用した文字起こしサービスの必要性を訴えた。
その後、新製品「オートメモR」を発表し、その特徴や価格、利用プランを説明した。
オートメモRの発売を記念して、年額プラン50%オフのキャッシュバックキャンペーンを9月30日まで実施すると発表した。
オートメモの開発中の新機能「要約機能」が発表されました。
これは、ChatGPTを使用して議事録の要約を容易にするもので、発言者ごとに要約する機能も開発中です。
また、ToDoも自動でまとめる機能も開発中で、これにより議事録の作成がより効率的になります。
さらに、この要約機能を用いて「桃太郎」の話を要約した例も示されました。
この新機能は2023年度中の搭載を目指して開発が進められています。

また、オートメモのエンジンを外部のパートナーにも提供することが発表されその第一弾のパートナーとして東証コンピュータシステムが採用されることが決定しました。
東証コンピュータシステムの竹林社長は、オートメモエンジンを選んだ理由として、音声データの識字率の高さ、販売実績、企業との信頼性を挙げました。
また、5年間で約200社、ストックビジネスとしては10億円規模を目指していると述べました。

要約で概要はお分かりいただけたと思いますが、以下いつもどおりのレポートをご覧ください。

録音~文字起こし~編集・共有までカバーするAutoMemoの新製品

今回発表されたAutoMemo Rは、録音した音声をクラウドに保存、OpenAIの音声認識エンジン「Whisper」を一部で採用したAIにより高精度な文字起こしデータを自動生成する“文字起こしAI”のオートメモシリーズ新製品。上位機種「AutoMemo S」の本体ディスプレイから文字起こし結果を確認できる機能を省き、普及版として販売する文字起こしAIボイスレコーダーです。価格は1万3860円(税込)。

ボタンひとつで録音を開始でき、バッテリーは待機モードで1か月以上持続。文字起こしした結果はスマートフォンアプリ「AutoMemo App」で確認したり、ウェブアプリのAutoMemo Homeで編集・共有できます。

文字起こしサービスの料金は、月に1時間までの文字起こしはお試しプランとして無料。月30時間の月額プランが1480円/月、月30時間の年額プランが12800円/年。買い切りで100時間のチャージを1万4000円で販売します。

ChatGPTを用いて文字起こしを要約する機能を開発中。2023年度中に搭載を目標としています。1万5000文字までの大規模なテキストを要約でき、発言者ごとにまとめた要約や、担当者ごとにToDoをまとめる機能の提供も予定しています。

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shnsk

宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます

ウェブサイト: http://mogera.jp/

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