CS・マーケ・会計などの業務を自動化する“LLMアプリ”を自社環境でノーコード開発できる「Alli for LLM」
企業向けのAIソリューションを提供するAllganize Japan株式会社(以下、Allganize)は、自社環境で独自のLLMアプリを構築可能なノーコード開発基盤「Alli for LLM」を開発しました。
専門知識や経験が必要なLLMアプリ開発をノーコードで実現することで、より多くの企業がLLMを活用できるようになるでしょう。
Allganizeは、2023年7月10日(月)より「Alli for LLM」の事前登録を開始。登録者には順次ソリューション紹介を実施していくほか、最新情報をいち早く提供します。
最適なLLMモデルに必要な機能を組み込む
「Alli for LLM」では、チャート形式の直感的なUIで、LLMアプリのノーコード構築が可能です。企業の方針・予算・企画内容などに合わせ、「Dolly」 「StableLM」など、パラメータ30億〜1,760億個のオープンソースのLLMモデルを自由に選択できます(今後も順次追加)。
「回答自動生成」「Cognitive Search(ドキュメント検索)」「AIチャットボット(FAQ応答)」「固有表現抽出」など、Allganizeの持つAIソリューションを簡単にアプリに組み込み、アプリを開発可能です。
このほか、「Alli for LLM」では、特定のドメインやタスクに適したLLMの提供、プロンプトのバージョン管理機能、権限管理・アクセス管理などの各種セキュリティ機能の提供も行っています。
「Alli for LLM」で自動化できる業務は?
「Alli for LLM」を活用することで、カスタマーサポート・マーケティング・会計・人事など、各種業務の自動化を実現するLLMアプリを容易に開発できます。
例えば、顧客情報を参照しながらの機密性の高いカスタマーサポート照会、採用業務において過去の採用実績をもとに候補者への質問を自動生成・自動応答、顧客プロフィールをもとにしたパーソナライズな商品提案などが、自動化できる業務の例です。
AIチャットボット「Alli」もアップデート
Allganizeは、グローバルでの事業経験豊富なメンバーによって2019年に創業。「AIによって全てのビジネスのワークフローを自動化・最適化する」というビジョンのもと、日本・米国・韓国に拠点を構え、グローバルに事業を展開しています。
同社は、今回の「Alli for LLM」リリースと同時に、クラウドサービスとして提供しているAIチャットボット「Alli」においても生成AI機能を強化しました。
従来の「特定情報・社内情報からの回答自動生成機能」に加え、「文章の自動要約」と「FAQ自動生成」を可能にする機能を搭載しています。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000031.000034106.html
Allganize Japan 株式会社 公式サイト:https://www.allganize.ai/ja/home
(文・Higuchi)
ウェブサイト: https://techable.jp/
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