「どんなピンチよりも知識欲が勝つ」というインディらしさに感動『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』レビュー

映画界の巨匠スティーブン・スピルバーグ監督×「スター・ウォーズ」シリーズを手掛ける、ルーカスフィルムの超豪華制作陣がタッグを組み、主演をハリソン・フォードが務めた、世界中で人気を誇るアドベンチャー・シリーズ「インディ・ジョーンズ」。最新作にして、『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』が大ヒット公開中です。

インディ最後の冒険となる本作。因縁の宿敵、元ナチスの科学者フォラーと全世界を股にかけて陸・海・空と全方位で争奪戦を繰り広げる、行き着く暇も無いアクション超大作となっています。冒頭から、CG処理をされた若き日のインディが登場し驚かされます。猛スピードの汽車の上で行われるアクションにはドキドキハラハラ。あのメインテーマが流れるだけで「最高!」の一言ですね。

その後、数十年経過したインディの姿が映し出されますが、すっかり年齢を重ねています。学校の生徒からは「つまらない先生」扱いをされ、妻とは離婚調停中、人生何も面白く無いという顔で哀愁たっぷりのインディ。老いた自分の姿をしっかりと見せるハリソン・フォードの勇気とカッコよさにしびれました。

そこに、突然インディの盟友バジルの娘・ヘレナが現れ、“運命のダイヤル”をめぐって、フォラーを交えた壮絶なバトルがはじまっていきます。文字通り陸・海・空あらゆる場所で追って逃げてを繰り返していくインディ。腕っ節の強いヘレナと、ヘレナの歳の離れた友人テディという個性的なチームが結成され、様々なピンチを切り抜けていきます。

ハリソン・フォードの名優ぶりはもちろん、ヘレナを演じるフィービー・ウォーラー=ブリッジの快活な魅力と、フォラーを演じるマッツ・ミケルセンの怪しい雰囲気、どのキャスト陣も素晴らしく物語に華を添えています。

何より筆者が感動したのは、「どんなピンチよりも知識欲が勝つ」というインディ・ジョーンズらしさ。ブレずに自身の研究を追い求める、インディのカッコ良さをぜひスクリンで目撃して!

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藤本エリ

映画・アニメ・美容が好きなライターです。

ウェブサイト: https://twitter.com/ZOKU_F

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