web3事業に特化したコワーキングスペース「Centrum」、渋谷に今夏オープン

サンフロンティア不動産株式会社(以下、サンフロンティア)は、モノバンドル株式会社と共同運営するweb3特化型コワーキングスペース「Centrum(セントラム)」をオープンすることを発表しました。

同社らは、2023年4月21日に業務提携を行い、「不動産領域×web3」をテーマに、不動産業界におけるNFT(非代替性トークン)とブロックチェーン技術の活用を促進しています。「Centrum」の開設は、共同施策の第1弾となります。

「Centrum」は2023年8月頃、サンフロンティアのスタートアップ支援オフィス「A SHIBUYA」内(東急渋谷駅前ビル4F)に開設される予定です。

web3領域でのアジアハブを目指す

web3とは、ブロックチェーンなどの技術を活用して、データを分散管理することにより、データはプラットフォーマーのサーバーを経由することなく、ユーザー自身の手で管理・運用できるようになる分散型のインターネットシステムです。

今回オープンする「Centrum」は、そんなweb3領域でのアジアのハブとなることを目指すweb3特化型のコワーキングスペース。席数は約50席で、イベント利用時は約100名を収容可能とのこと。

web3スタートアップコミュニティへの体験を提供

「Centrum」では、入居するweb3関連のスタートアップ企業や関係企業に対してNFTおよびブロックチェーン技術を起点としたweb3関連のスタートアップコミュニティへの体験を提供します。

また、グローバル起業家や、国内外のweb3を構成するさまざまなプロダクトや技術に関わるプレーヤー(企業やプロジェクトなど)も積極的に誘致する予定です。

同拠点では、最先端の情報が集まる仕組みを構築することで、日本語圏Web3コミュニティの技術・研究水準を向上させ、海外プロジェクトの国内のゲートウェイとしての役割を担うことを目指します。

入居者には様々な特典を付与

「Centrum」の入居者には、イベント開催に同オフィスをワンフロア無料で利用できる特典が付与されます。

また、スタートアップ企業と大手企業、国内と海外、ブロックチェーンと他産業におけるマッチングサポートのほか、毎月1回程度開催予定のピッチイベントやインキュベーションプログラムへの優先参加権も付与。このほかアドレスの法人登記利用や国内郵便転送サービスも利用可能とのことです。

なお暗号資産関連企業に対しては、国内向けの出店サポートも入居特典として提供されます。

昨今、渋谷にはweb3関連を含む多くのスタートアップ企業が集まっています。「Centrum」は今後、そういった企業を支える場所になっていくかもしれません。

参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000121.000069250.html

公式サイト:https://centrum.studio/

(文・S.Inosita)

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