一定値以上の騒音を自動通知。「騒音検知IoTデバイス」を民泊施設が試験的に導入

matsuri technologies株式会社は、運営している宿泊施設に「騒音検知IoTデバイス」を試験的に導入したことを発表しました。

この取り組みは、民泊業界の活性化を目指す「東京都住宅宿泊協議会」に参加する企業らが合同で実施するものです。

周囲の騒音を自動的に測定

「騒音検知IoTデバイス」は、ゲストのプライバシーを守りながら、録音をすることなく周囲の騒音を自動的に測定できる機器。

宿泊施設の騒音がホスト側で事前に設定した騒音値(デシベル)の基準を超えたことをデバイスが検出した場合、予約サイトのメッセージツールを介して騒音検知IoTデバイスからホストとゲストに自動通知が送信されます。

この仕組みを使用することで、ホストは問題を事前に検知・予防することができます。

また、騒音・居住状況監視サービスとの連携によって、ホストとゲストは潜在的な騒音問題を迅速かつシームレスに解決できるようになるとのこと。

騒音の基準は76dbに設定

「騒音検知IoTデバイス」の合同試験導入は、ゲストが滞在を安心して楽しみ、近隣住民も安心して暮らせる環境を実現するために行われました。

騒音の基準は76dbに設定されており、今回の試験導入の結果を元に、施設として設ける品質基準の解像度を高め、今後の施設運営に活かすそうです。また、複数社合同で実施しているため、多くのパターンで迅速かつ多面的な効果測定を行えることも期待されています。

空間価値を最大化するソリューションも展開

matsuri technologies株式会社は、ソフトウェアを主軸に、空間の価値を最大化するソリューション「StayX」を展開しています。

同ソリューションは、1つの空間をフレキシブルに変化させ、様々な用途に対応させることが可能です。例えば、これまで2年でしか貸し出すことができなかった賃貸の物件を、1泊単位の宿泊や、1か月単位の短期賃貸として運用できるようになります。

またソフトウェアによって、インターネットでの集客や、リアルタイムでの在庫管理、価格調整、AIを用いた清掃員管理などを行うことで、無人での施設運営が可能になるとのことです。

参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000942.000022329.html

公式サイト:https://matsuri.tech/

(文・S.Inosita)

  1. HOME
  2. デジタル・IT
  3. 一定値以上の騒音を自動通知。「騒音検知IoTデバイス」を民泊施設が試験的に導入
Techable

Techable

ウェブサイト: https://techable.jp/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。