スマホアプリに代わって多要素認証パスワードを生成!OTPトークン認証専用デバイスがリリース

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パスワードのみによる認証はセキュリティ課題の1つであると考えられており、昨今はセキュリティ強化の一環として、多くのWebサービスでログイン時に多要素認証(MFA:Multi-Factor Authentication)が求められます。

多くの場合、多要素認証にはスマホ向けの「Authenticator」系アプリを使用しますが、社員の状況や企業内の環境によってはスマホを社内で使用できない場合があります。

Feitian Technologies社の日本総代理店である飛天ジャパン株式会社が提供を開始した「OTP c610」は、スマホアプリに代わるOTPトークン認証専用デバイスです。

Authenticatorの代替として利用可能

「OTP c610」は、多要素認証ワンタイムパスワード(数字6桁)を生成する認証専用器。社用スマホが支給されていない社員による使用や、スマホを持ち込めない環境での使用を想定しており「Authenticator」系アプリの代わりとして利用できます。

ケース素材はABS樹脂で、重量は約41g。2.4インチのTFT液晶ディスプレイを搭載しており、単4電池3本で動作します。国際標準規格OATH TOTPに準拠しており、他のOATH規格に準拠した製品と連携させることも可能です。

端末の導入(初回登録)は、画面に表示されたQRコードを「OTP c610」で読み取るだけで完了します。

電源を立ち上げるとワンタイムパスワードが表示され、ログイン時にそのパスワードを入力すると各機器やサービスなどにアクセスできます。

なお、導入を検討している法人に対しては、機能や性能を評価するための無料体験版を貸し出しているとのこと。

Feitian Technologies社について

1998年に中国北京で設立されたFeitian Technologies社は、ソフトウェア・セキュリティとインターネット・セキュリティ関連事業を展開しています。

スマートカードOSのパイオニアであり、中国国内でのマーケットシェア率は約50%以上。高度なセキュリティを要求される金融機関や官公庁、大手企業などで幅広く利用されています。

参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000055383.html

(文・S.Inosita)

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