電気で走る低騒音ゴミ収集車「eパックマスター」発表。2023年内に発売予定

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ごみ収集を担う地方公共団体では、カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みが進められているとともに、収集作業現場の労働力不足を背景に労働環境の改善が求められています。

今回紹介する株式会社モリタエコノス(以下、モリタエコノス)は、これらの課題を解決するためのEVを開発している企業です。

モリタエコノスは、EV(電気自動車)の回転式塵芥収集車「eパックマスター」を開発したことを発表しました。

価格は1,900万円(税抜/EV専用架装車 標準仕様)で、2023年内に販売が開始される予定です。

三菱ふそうのEVをシャシに使用

「eパックマスター」の車両の総重量は約6,600kgで、最大積載量は1,850kg。

三菱ふそうトラック・バス株式会社(以下、MFTBC)の電気小型トラック「eCanter」をシャシとして使用することで、脱炭素化と低騒音化を実現。車両後部には積込作業負荷状況のインジケーターが装備されており、バッテリー消費の軽減を促します。

また、後部の投入口には、ICタグで操作可能な自動開閉扉(M-Smooth Door)が装着されており作業負担を軽減するとともに、作業員以外の開閉操作を防止します(オプション装備)。

「eパックマスター」の普及が進めば、ゴミ収集などの作業の際に発生する騒音も削減されるかもしれません。

日本国内初の量産型電気トラック

「eCanter」は、MFTBCが手掛ける日本国内初の量産型電気トラックです。EV はエンジンが無いことにより、システム構成をシンプル化できるのがメリット。

モーターは同クラスのディーゼルエンジンをしのぐ高出力を発揮。また電気で動作することから、CO2や汚染物質を排出しないゼロ・エミッション輸送を可能としています。市街地での配送業務などでの使用を想定しており、静粛性が高いことから深夜や早朝の稼働にも適しています。

駆動用バッテリーは、370V/13.5kWhの高性能リチウムイオンバッテリーを6個搭載。1回の充電で約100kmの走行が可能です。

参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000023.000004424.html

公式サイト:https://www.morita119.com/

(文・S.Inosita)

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