松竹ベンチャーズ、Web3企業に出資。自社IP×Web3技術で新たな体験価値の創出へ

松竹ベンチャーズ株式会社(以下、松竹ベンチャーズ)は、Web3企業の株式会社プレイシンク(以下、プレイシンク)に出資したことを発表しました。

松竹ベンチャーズは、松竹株式会社(以下、松竹)のコーポレート・ベンチャー・キャピタルで、「この国の、娯楽を進める。」をミッションとして、新たな感性や技術を持つスタートアップ企業を応援しています。

2023年5月15日現在、松竹ベンチャーズの出資額の詳細などは発表されていません。

松竹のIPとプレイシンクのWeb3技術を組み合わせ連携

プレイシンクは、松竹ベンチャーズのアクセラレータープログラム「Shochiku Accelerator2022『Entertainment Festival』」で採択された企業。2022年12月に行われたプログラム「DemoDay」で、スタートアップ大賞を受賞しています。

DemoDayでプレイシンクは、松竹運営のアイドルプロジェクト「Prince Letter⒮! フロムアイドル」で、NFTを活用した新たな顧客体験づくりを目的とした実証実験を実施。

「私立常和歌学園関係者NFT」を配布し、またグッズ特典として配布されたNFTの保有者に向けの限定メッセージ画像配信をプレイシンクが開発したDRMトークンゲート機能によって行いました。

今回の資本業務提携の締結に伴い、松竹はプレイシンクとの事業連携をより強化。松竹のIPコンテンツや劇場や映画館などのアセットを、プレイシンクが持つWeb3技術・サービスと組み合わせることで、新たな体験価値を創出・提供することを目指します。

松竹ベンチャーズ代表取締役社長のコメント

今回の出資について、松竹ベンチャーズの井上貴弘代表取締役社長は以下のようにコメントしています。

プレイシンク様は、私達が開催したアクセラレータープログラムにおいて、スタートアップ大賞を受賞されました。今回の出資により、これまで以上にパートナーシップを強固なものとし、我々のコンテンツ及び劇場や映画館などの可能性を拡張し、お客様の新しい「推し活」体験を共創していきます。

Web3技術のマスアダプションを目指す企業

プレイシンクは、Web3技術のマスアダプション(一般化)を目指して、プロダクトの提供やソリューション開発を行っている企業です。

Web3事業を手軽に立ち上げ、また既存の事業をシームレスにWeb3化できるNFT管理サービス「NFTCloak」を展開。

また「Free to Play and Earn(無料ではじめて楽しみながら稼ぐ)」をコンセプトとした、Jリーグ公式ブロックチェーンゲーム「トレサカ Jリーグ」も開発・運営しています。

事業連携を強化した両社がどのような新プロジェクトや事業を展開するのか。続報を待ちたいところです。

参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000104108.html

株式会社プレイシンク公式サイト:https://playthink.co.jp/

(文・S.Inosita)

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