マジか! ケーキ屋が店の裏口でつけ麺屋を営業! ウマすぎて大絶賛「裏サブロン」

おいしいケーキや焼き菓子などを販売している洋菓子店『サブロン』(東京都荒川区東日暮里5-1-2)。その店主は40年以上前の高校生時代、『東池袋大勝軒』創業者・山岸一雄氏が作るつけ麺に感動。あまりにもつけ麺が好きすぎて『サブロン』の裏口につけ麺屋『裏サブロン』(東京都荒川区東日暮里5-1-2)をオープン。現在、たった3席しかない裏口でつけ麺を作り続けており、多くのラーメンファン・つけ麺ファンが訪れている。

ケーキ屋の裏口で営業する『裏サブロン』

ケーキ屋の裏口でひっそりと営業していながらも、『裏サブロン』の評価は極めて高い。グルメ口コミサイト『食べログ』ではジャパンラーメンアワードに選ばれ、そのほか複数のメディアで高い評価を得ている。なにより驚きなのは、『裏サブロン』のつけ麺は山岸一雄氏が認めた味という点だ。ケーキ屋の裏口でひっそりと営業しているつけ麺屋が、他のつけ麺専門店を圧倒する人気度を誇っている。なんとも凄まじい展開。

裏口は細い道に面している

筆者は数年ぶりに『裏サブロン』に行ってみることにした。まずケーキ屋『サブロン』のほうを先に確認。

大通り沿いにある『サブロン』を覗いてみると、おお、しっかり営業している。確認したところで裏口にまわる。裏口は細い道に面しており、静かな通り。ガラスドアごしに、座って食べている客が見える。おお、営業しているっぽい。

裏口ドアに提灯が出ている『裏サブロン』

『裏サブロン』は裏口にあるため、初見、そこに店舗があるとは思えないはず。裏口ドアに提灯が出ているので、『裏サブロン』を探してきた人には見つけられると思われる。

外からガラスドア越しに見て3人座っていそうなら外の椅子に座って待つ。よくわからなかったらドアを開けて確認。椅子には番号が書かれているので、順番通りに座って待つ。

ギネスブックに載ってもおかしくない狭さ

筆者が行ったときは行列はなかったものの、店内に3人が座っていて満席だったので、客がひとり出てくるのを待ってから入った。

店内は3人でマックス。かなり狭い。ここまで狭いラーメン屋もつけ麺屋もしらない。ギネスブックに載ってもおかしくない狭さ。

ケーキ屋とつけ麺屋の厨房は繋がっている

着席して、厨房にいる店主にオーダーする。ちなみにケーキ屋とつけ麺屋の厨房は繋がっている。裏口だから。メインメニューは1000円のつけ麺のみ。ほか大盛り100円プラス、チャーシュー200円プラス。今回はつけ麺のチャーシュートッピングをオーダー。合計1200円は前払い。

あまりにも贅沢なつけ麺

待つこと数分、つけ汁と麺がやってきた。ガッツリ大盛りに思えるボリュームの麺は、これでも並盛り。つけ汁には海苔、玉子、メンマ、ナルト、刻みネギ、チャーシューが沈んでいる。具が大量なので、丼にギチギチに詰まっている感じ。あまりにも贅沢なつけ麺だし、ルックスもイケメンだ。

パワフルな塩気と旨味と酸味

さっそく麺をサルベージしてつけ汁に浸す。具が大量なので麺を箸で汁に押し込み、しっかり浸して麺に浸透させる。

そして食う。クゥゥゥゥーーーーーッ! たまんねーパワフルな塩気と旨味と酸味だなァーおい! うめーわ! この汁、うまい。再確認。このうまさ再確認。

他のいろんな麺にも合いそう

強めの塩気は醤油由来だと思われるが、同時に薫り高さも感じられて、同時に強い旨味がやってくるものだから、極めて突発的攻撃力のあるつけ汁に仕上がってる。良き。

「いまウマイつけ麺食べてる」って気にさせてくれる、満足度マックスのデキ。このつけ汁、有能すぎて、他のいろんな麺にも合いそうだ。細めのツルシコッとした麺でも試してみたい。可能性ありまくり。

どれもこれもうまい

つけ汁も濃いが、チャーシューがもっと濃い。なんというか、生命力と闘争心に満ち溢れたバッファローが猛烈にブチギレて突進してくるがごとくパワフル。

塩気の破壊力が凄いので、個人的には麺を食べ終わったら無料の「スープ割り」オーダーして汁を薄め、汁をすすりつつチャーシューをかじるとベストな気がした。どれもこれもうまい、うますぎる。

『裏サブロン』の店主に敬意を表したい

大満足の『裏サブロン』のつけ麺。店主と久しぶりに話をして、元気そうでなりより。「次はもとっおいしくなります」とも語っていた。

いつもおいしさを追求する『裏サブロン』の店主に敬意を表したい。いつも、うまいつけ麺をありがとうございます。

ケーキ買って帰るのが基本ルーチン(笑)

ちなみに、裏口から出て、表にまわり、『サブロン』のケーキを買って帰った。これもまたうまい。

『サブロン』の店員さんによると「つけ麺を食べた後にケーキを買って帰るお客さまも多いですね」とのこと。だよね。どっちもウマイんだもの。

人を味覚で幸せにする仕事。人を味覚で幸せにする料理を編み出す人、ステキすぎる。



(執筆者: クドウ@地球食べ歩き)

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