700件以上のコンテンツ!STEAM教育や探究型の学びを提供するウェブシステムが登場
一般社団法人学びのイノベーション・プラットフォームは、STEAM教育や探究型の学びに資するウェブシステム「PLIJ STEAM Learning Community」の運用を開始しました。小学生から社会人まで幅広い世代へ向けて、学びを提供するサービスです。
STEAM教育や探究型の学びに資するウェブシステム
「PLIJ STEAM Learning Community」は同法人の会員(企業会員34社、国立研究開発法人・大学・高校などの特別会員321団体)を中心に、多様な機関から提供された動画などの「コンテンツ」、工場見学や出前授業などの「リアル体験機会」を掲載したもので、高校生を中心に、小学生から社会人まで幅広い世代の利用を想定しています。
4月28日の運用開始時点で、700件以上の「コンテンツ」「リアル体験機会」を掲載。今後もさらに充実されることが予定されています。また理系/文系、教科型/融合型など幅広い種類を扱っている点も特徴です。PLIJ STEAM Learning Communityの特徴
「PLIJ STEAM Learning Community」は、以下の4つの特徴を持っています。同システムを広く周知するため、今後ウェビナーの開催を計画しています。
1.登録の厚み増進の期待
一つ目の特徴は、短期間で「コンテンツ」及び「リアル体験機会」が豊富に登録されている点です。2023年1月末から会員を中心に登録依頼を開始し、運用開始時点、総数750件が登録されています。内訳は、「コンテンツ」が590件、「リアル体験機会」が160件で構成され、両者の融合的活用や多様な利用シーンに応えます。
2. 提供機関の多様性
二つ目の特徴は、提供組織が多様である点です。運用開始時点、42の多岐にわたる組織から登録を受けており、組織カテゴリー別では、企業から155件、国立研究開発法人から295件、大学から72件が登録されています。多様な業界・業種の「コンテンツ」及び「リアル体験機会」を一同に介して登録され、横断的に検索・閲覧が可能となっている点は、社会総出で産学官公教の連携を促進するPLIJの活動を具現化したものであり、これまでにない画期的な特徴となります。
主な提供者は、企業では、全日本空輸株式会社、三菱電機株式会社、株式会社ニコン。国立研究開発法人では、国立研究開発法人産業技術総合研究所、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構、国立研究開発法人情報通信研究機構、国立研究開発法人理化学研究所。大学では、国立大学法人東京大学、国立大学法人広島大学、国立大学法人大阪大学です。3.広範な分野をカバー
三つ目の特徴は、幅広い分野構成を持つウェブシステムである点です。第一階層として「サイエンス」「エンジニアリングとテクノロジー」「健康・スポーツ(体育)」「芸術・リベラルアーツ」「数学」「統合的・融合的・探究型の学び」を有し、最大第三階層まで構成されています。
なお第一階層の分野における件数・割合は、運用開始時点で下記の通りとなっています。
・サイエンス(件数:231、割合:25.9%)
・エンジニアリングとテクノロジー(件数:169、割合:19.0%)
・健康・スポーツ(体育)(件数:28、割合:3.1%)
・芸術・リベラルアーツ(件数:51、割合:5.7%)
・数学(件数:4、割合:0.4%)
・統合的・融合的・探究型の学び(件数:408、割合:45.8%)
登録件数に偏りがある点は改善を図っていく予定であり、特に、「健康・スポーツ(体育)」「芸術・リベラルアーツ」「数学」は登録件数が少なく、今後、広く収集を継続して参ります。
4.コンテンツの進化
四つ目の特徴は、コンテンツが進化するように工夫を凝らしている点です。「PLIJ STEAM Learning Community」においてユニークなテーマを選択した上で、創意工夫をこらしたコンテンツを制作・登録することで、関係者に気づきを与え、総じてコンテンツの進化を呼び起こすサイクルをめざしています。
今、教育現場でウェブを活用したSTEAM教育が注目を集めています。「PLIJ STEAM Learning Community」は多くの人にとって新たな学びの場となりそうです。
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000120890.html
公式サイト:https://community.plij.or.jp/
(文・zio)
ウェブサイト: https://techable.jp/
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