「ウォッカの愛は本当に感じている」劇場版『名探偵コナン 黒鉄の魚影』堀之紀(ジン)×立木文彦(ウォッカ)×小山茉美(ベルモット)×古谷徹(バーボン)<TEAM黒ずくめの組織>インタビュー

「名探偵コナン」劇場版アニメ最新作『名探偵コナン 黒鉄の魚影(くろがねのサブマリン)』より、ジン役:堀之紀さん、ウォッカ役:立木文彦さん、ベルモット役:小山茉美さん、バーボン役:古谷徹さんのTEAM 黒ずくめの組織、超豪華オフィシャルインタビューが到着。

原作者・青山剛昌先生によるコミックスが既刊103巻に到達(累計発行部数は全世界2.7億部を突破!)、TVアニメシリーズも放送1000回を突破するなど、ますます勢いを増している「名探偵コナン」。

4月14日(金)に公開を迎えた劇場版アニメ最新作『名探偵コナン 黒鉄の魚影(くろがねのサブマリン)』。全国505館(IMAX:41 館/4DX:64 館/MX4D:15 館/DOLBY CINEMA:7 館を含む)にて公開し、4月14日(金)~16日(日)の3日間で観客動員:210万人・興行収入:31.4億円という驚異成績をたたき出し、昨年公開の『ハロウィンの花嫁』(興行収入97.8億円)を大きく上回り、100億円超えを狙えるシリーズ歴代史上NO.1のロケットスタートをきりました!!

公開から18日間経過した5月1日(月)では観客動員: 557万人、興行収入:79.7億円を記録しており、快進撃を続けています!

本作では顔認証を駆使したシステムをめぐり、コナン&灰原をはじめ警察・FBIと黒ずくめの組織の全面戦争が描かれており、そのスケールの大きさに「アクションシーンがエグい…」「間違いなく、歴代ナンバーワンだわ」「傑作すぎて、語彙力なくなった」など絶賛の声が多く寄せられています。かつてない程、コナンと灰原に黒ずくめの組織が迫りくる展開から目が離せません!

そして、本作の大ヒットを受けて、豪華声優陣のスペシャルインタビュー&撮り下ろしスチールを解禁。

堀之紀さん(ジン役)・立木文彦さん(ウォッカ)・小山茉美さん(ベルモット)・古谷徹さん(バーボン)のスペシャルインタビュー! 超豪華なベテラン声優陣が集結し、黒ずくめの組織の世界を語り尽くします!

本編中の重厚感溢れるキャラクターたちとは一変し、和やかでおちゃめな印象溢れるスペシャルインタビューにご注目ください!

堀之紀×立木文×小山茉美×古谷徹 鼎談インタビュー

――完成した台本を読んだときはどんな印象をお持ちでしたか?

堀:相変わらずスケールが大きいなと思いました。予想がつかない展開も多くて面白かったです。あとはね、哀ちゃんの覚悟と言いますか……あの子は見ているといじらしいんだよね。

古谷:全然ジンじゃない(笑)!

(一同笑い)

堀:いやいや、中身はシェリーだけどさ、もしそのことを知らないで哀ちゃんが目の前にいたら、ジンといえどもさすがに助けるでしょ?

立木:さすがにジンの兄貴でも(笑)。

堀:シェリーだってことを知らなければきっとそうしちゃうよ。

古谷:堀ちゃん、哀ちゃんのこと結構好きでしょ?

堀:そうそう、好きなの。

(一同笑い)

堀:ジンって組織の人間の名前以外で口にするのはほとんど「シェリー」なんだよね。だからどうしても林原さんが演じているキャラクターに目がいっちゃうのよ。それに、元々シェリーが持っていた覚悟を哀ちゃんも持っちゃってるじゃない?だから余計に感情移入しちゃうんだよね。

――小山さんはいかがでしたか?

小山:最初に読んだときは、難しすぎて何が何だかわからなくて(笑)。それでその後に2、3回読んでみたんだけどやっぱりわからなくて。その頃、偶然古谷さんと別の現場でお会いした時に少し時間があったので、色々とレクチャーしてもらいました。「これってこうだよね?」って確認したりして。

堀:わかってなくてあんな芝居するんだから本当にすごいよね。

(一同笑い)

――トリプルフェイスを演じわけるのも大変だと思いますが、古谷さんはいかがでしたか?

古谷:劇場版は毎作品、一難去ってまた一難という感じで何度も山が来て、常にハラハラドキドキさせられる、まさに大スペクタクル作品という印象があったんですけど、今回は読み終わった後に「ラブストーリーじゃん」って思いました。その感覚がすごく新鮮でしたね。

――個人的にはウォッカっていい人だなって思いました。

(一同笑い)

――ぶつぶつ言いながらもキールに丁寧に説明してあげたり、案内までしてあげて……。

立木:よかったです(笑)。ウォッカって実は空気は読める人なんですよ。

小山:意外にね(笑)。

立木:そう、意外に(笑)。ウォッカも少しずつ成長してきているんじゃないですかね。でも、個人的には完成した作品を観終わった後に「ちょっと怖いな」と思ったんですよ。自分で言うのも変なのですが、「こんなに怖く演じたかな?」って。台本を読んでお芝居した時には気付かなかったんですけどね。

――ジンとウォッカ、ベルモットとバーボンでタッグを組むことも多いと思いますが、それぞれの関係性や、黒ずくめの組織自体をどう思いますか?

堀:僕はね、ジンは誰も信じていないと思ってる。

小山:そうね、それは言えてる! 信頼関係一切なし!

堀:あとね、僕の中ではだけど、ジンはウォッカに対して最大の信頼をしているけど、信用はしていない。

立木:それは僕も感じています。

堀:だからウォッカと言えども何かしくじったら多分ジンは撃つでしょうね。ジンにとってはあの方もラムもどうでもよくて、唯一忠誠を誓っているのは「組織」だけだと思います。

小山:私も誰も信頼していないと思います。ベルは今までずっと必ず単独行動。誰とも一緒に動いていなかったんだけど、先日の TVアニメ(第1079話「黒ずくめの謀略(正体)」)ではみんなでキャメルを探し回るというシーンがあったんです。キャンティ、コルン、キールもいるんですけど、「ベルはいつも個人で動いているから、一緒に動いていて不思議な気持ちがしますね」って言われて納得しました。バーボンとも別にバディとは思っていないんです。全然誰の事も信じていないし、どちらかというと腹の探り合い。

古谷:それはあるね。お互いの秘密を握り合っているし。

小山:よく一緒に車に乗っているけど、お互いに探りあっている感じ。

堀:ベルモットがやっていることがばれたら、シェリーより先に殺されるよね。

小山:そうかも。裏切り者としてね。

古谷:でもベルモットは組織のトップと直接つながっているから手出しは出来ないんだよね。

小山:そんなところも面白いと思います。徒党を組んでいるように見えて、実はみんな信頼してないしバラバラの事を考えていますから。

――その中でジンに忠誠を誓っているのがウォッカですね。

(一同笑い)

立木:そうなんです、唯一ですよね。もうね、ジンへの愛ですよ。嫌われたらおしまいだって気持ちで演じています。

(一同笑い)

立木:殺されるよりなにより嫌われることが嫌なんじゃないかなと思っています。

堀:こっちはね、感じているよ。ウォッカの愛は本当に感じている。

(一同笑い)

――でも、いざとなったら……。

堀:ほら、それとこれとは別だから。

(一同笑い)

堀:だって好きだって言ってくれる女性を全部受け入れていたら大変じゃない。

立木:でも、例えばウォッカが女だとしたら……

(一同爆笑!)

堀:ウォッカが女だったら気持ち悪いよ!

立木:あ、気持ち悪いですか…そっか…。でもウォッカの中ではバディなんです。

堀:さっきも言った通り、ジンはウォッカのことを心から信頼はしているんだよ。任せられるとも思っているし、記憶力もいいしね。ただ、信用はしていない。

立木:はい、それはとても感じています(笑)。個人的には、ベルモットとバーボンの関係性が深すぎてつかみきれない感じがミステリアスで魅力的だなって思っています。

古谷:二人とも明らかにされていないことが多いからね。

――今回、ラムが登場したのはまた新しい展開だったと思いますが、それによって更に謎が深まりあの方が遠くなった気がします。そんなラムとやり取りをしているのが…

古谷:バーボンですね! バーボンはラムと直接やり取りしていますから。ただ、声を変えられているのでまだ正体はわかっていないんです。

古谷さん、今回も安室でもあり降谷でもありバーボンでもあり、トリプルフェイスとして大活躍でした。

古谷:でも、僕が思っていたほどじゃなかったので少し残念でしたけどね。

(一同笑い)

――今作の見どころと、ファンの方たちへのメッセージをお願いします。

立木:今回の作品は、自分も黒ずくめの組織のメンバーとして、最終回ではないけれど集大成的な部分もあると思って演じました。この作品の舞台も、キャラクターたちが大活躍するべく与えられた舞台だと思っていますし、色々な魅力的なキャラクターが登場しますので、ぜひ堪能してほしいです。

堀:見どころが満載だよね。おそらく何回も観てくれるっていうのは、一回では観きれないってことだと思うし、観るに値する作品だと思います。最後までハラハラドキドキが続いているし、今までの25作をいい意味でリスペクトしながらも新しい作品になったと思うので、ぜひ楽しんでご覧ください。

小山:とにかくワンカットワンカット見逃さないでほしいし、一言一句聞き逃さないでほしいです。創意工夫されていて、最後までとても楽しめるようによくできている作品だと思います。多分一回だけではわからないところもあると思いますので、何回でも観てください。

古谷:台本を読んだときはアクションやスペクタクル部分がいつもの劇場版に比べたら少ないのかなと思っていたのですが、完成した作品を観たら全然違いました。結構早い段階から驚きの連続で、高揚感があって、クライマックスはすごいことになっていました。更に舞台が大海原! 背景の美しさや波や太陽の描写もすごいです。これは大きなスクリーンで何度でも観たいと思いました。黒ずくめの組織がメインで出てくるだけあって、がっつりコナン君たちと対決するのも見どころです。一回では絶対に全ては把握できないと思うので、何回も劇場で楽しんでほしいです。そして歴代の数字をしのぐ作品になれるよう、皆さんのお力を貸していただきたいですね。バーボンの魅力もぜひ満喫してください。

鼎談インタビュー全文は映画公式 HP(https://www.conan-movie.jp/)でお楽しみください。

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作品情報

劇場版『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』
2023年4月14日(金) 全国東宝系にて ROADSHOW!
<ストーリー>
東京・八丈島近海に建設された、世界中の警察が持つ防犯カメラを繋ぐための海洋施設『パシフィック・ブイ』。
本格稼働に向けて、ヨーロッパの警察組織・ユーロポールが管轄するネットワークと接続するため、世界各国のエンジニアが集結。そこでは顔認証システムを応用した、とある『新技術』のテストも進められていた―。
一方、園子の招待で八丈島にホエールウォッチングに来ていたコナンたち少年探偵団。
するとコナンのもとへ沖矢昴(赤井秀一)から、ユーロポールの職員がドイツでジンに殺害された、という一本の電話が。
不穏に思ったコナンは、『パシフィック・ブイ』の警備に向かっていた黒田兵衛たち警視庁関係者が乗る警備艇に忍び込み、施設内に潜入。すると、システム稼働に向け着々と準備が進められている施設内で、ひとりの女性エンジニアが黒ずくめの組織に誘拐される事件が発生…!さらに彼女が持っていた、ある情報を記す USB が組織の手に渡ってしまう…。
海中で不気味に唸るスクリュー音。そして八丈島に宿泊していた灰原のもとにも、黒い影が忍び寄り…
決して触れてはいけない玉手箱(ブラックボックス)が開かれたとき
封じ込めた過去がいま、洋上に浮かび上がる―

原作:青山剛昌「名探偵コナン」(小学館「週刊少年サンデー」連載中)
監督:立川 譲 (劇場版名探偵コナン参加作品:「ゼロの執行人」)
脚本:櫻井武晴 (劇場版名探偵コナン参加作品:「緋色の弾丸」「ゼロの執行人」「純黒の悪夢」「業火の向日葵」、「絶海の探偵」)
音楽:菅野祐悟 (劇場版名探偵コナン参加作品:「ハロウィンの花嫁」)
声の出演:高山みなみ、山崎和佳奈、小山力也、林原めぐみ ほか
配給:東宝
製作:小学館/読売テレビ/日本テレビ/ ShoPro /東宝/トムス・エンタテインメント
(C)2023 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会
公式サイト:http://www.conan-movie.jp

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