「スープストックは女の吉野家」で注目された吉野家コピペ / 2ちゃんねる発祥ではなかった!

おいしいスープ料理が堪能できる人気店『スープストックトーキョー』(Soup Stock Tokyo)が、公式Twitterにて「全店で離乳食・キッズセットの提供をはじめます。離乳食(後期)の無料提供を全店で行う」と発表した。

多くの人たちがスープストックトーキョーに感謝の声

スープストックトーキョーの全店で離乳食やキッズセットを提供するだけでなく、離乳食(後期)の無料提供もするという。あまりにも太っ腹な展開に、多くの人たちが感謝の声を寄せた。

<スープストックトーキョーのTwitterコメント>

「小さなお客さまへ 4月25日(火)より、Soup Stock Tokyo全店で離乳食・キッズセットの提供をはじめます。離乳食(後期)の無料提供を全店で行うことになりました。もう少し大きくなったお子さまにはキッズセットのご用意も。ぜひ家族一緒にスープの時間をお楽しみください」


子ども向けサービスを快く思わない人もいるらしい

多数の人たちが感謝しているようだが、このサービス展開に批判的な意見を持つ人たちが出現。賛否両論とまではいかないまでも、子ども向けサービスを快く思わない人もいるようだ。

「スープストックは女の吉野家」がネット拡散

そんななか「スープストックは女の吉野家」という言葉がネットで拡散。さらに、かつてインターネット上で流行した「吉野家コピペ」をスープストックトーキョーに改変したテキストが拡散し、注目を集めている。

吉野家コピペとは何か?

吉野家コピペとは、インターネット掲示板『2ちゃんねる』で大流行した構文で、年齢的に40代以上の人であれば知っている人も多いのではないだろうか。吉野家に食べに来た家族に対する感想を言葉にしたもの。

新爆さんの個人サイトが発祥

しかしこの吉野家コピペ、『2ちゃんねる』で流行ったものの、『2ちゃんねる』発祥ではない。新爆さんという人物が自身の個人サイトに掲載した吉野家に関するテキストが『2ちゃんねる』にコピペされたものである。以下は、新爆さんが書いた吉野家コピペのもとになったテキストだ。

<新爆さんの吉野家テキスト>

「昨日、近所の吉野家行ったんです。吉野家。
そしたらなんか人がめちゃくちゃいっぱいで座れないんです。
で、よく見たらなんか垂れ幕下がってて、150円引き、とか書いてあるんです。
もうね、アホかと。馬鹿かと。
お前らな、150円引き如きで普段来てない吉野家に来てんじゃねーよ、ボケが。
150円だよ、150円。
なんか親子連れとかもいるし。一家4人で吉野家か。おめでてーな。
よーしパパ特盛頼んじゃうぞー、とか言ってるの。もう見てらんない。
お前らな、150円やるからその席空けろと。
吉野家ってのはな、もっと殺伐としてるべきなんだよ。
Uの字テーブルの向かいに座った奴といつ喧嘩が始まってもおかしくない、
刺すか刺されるか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。女子供は、すっこんでろ。
で、やっと座れたかと思ったら、隣の奴が、大盛つゆだくで、とか言ってるんです。
そこでまたぶち切れですよ。
あのな、つゆだくなんてきょうび流行んねーんだよ。ボケが。
得意げな顔して何が、つゆだくで、だ。
お前は本当につゆだくを食いたいのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。
お前、つゆだくって言いたいだけちゃうんかと。
吉野家通の俺から言わせてもらえば今、吉野家通の間での最新流行はやっぱり、
ねぎだく、これだね。
大盛りねぎだくギョク。これが通の頼み方。
ねぎだくってのはねぎが多めに入ってる。そん代わり肉が少なめ。これ。
で、それに大盛りギョク(玉子)。これ最強。
しかしこれを頼むと次から店員にマークされるという危険も伴う、諸刃の剣。
素人にはお薦め出来ない。
まあお前らド素人は、牛鮭定食でも食ってなさいってこった。」

この先生きのこる伝説的テキストに

吉野家にやってきた家族。そのようすを見ていた新爆さんの感想をテキストにしたものと思われるが、まさかこのテキストが伝説的ものになるとは……、この先生きのこるとは……。

吉野家コピペに関して、メタバース炎上対策専門家・おおつねまさふみさんは自身の公式Twitterで以下のように語る。

<おおつねまさふみさんのTwitterコメント>

「×吉野家コピペは2chが元ネタ
〇吉野家コピペは新爆氏がさるさる日記に書いていたテキストを誰かが2chに転載してウケたのちにゴノレゴFlashでバズった」




吉野家とスープストックトーキョーに感謝

いろいろとインターネット上で話題になることが多い吉野家とスープストックトーキョーだが、おいしい料理が食べられる優良店。私たち消費者の食を支えてくれていることに感謝である。

吉野家コピペの歴史をチェック

ちなみに、いま現在も吉野家コピペは改変され続けており、時折、新作が掲示板やSNSに投稿されることがある。気になる人は吉野家コピペの歴史をチェックだ。

(執筆者: クドウ@地球食べ歩き)

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