ハフィントンポストへの大いなる誤解の誤解
今回はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。
ハフィントンポストへの大いなる誤解の誤解
「ハフィントン・ポストへの大いなる誤解 ~紙とウェブが最強のタッグである点について~」 2013年05月08日 『Yahoo!ニュース』
http://bylines.news.yahoo.co.jp/nakajimayoshifumi/20130508-00024800/
ウェブメディアと新聞のコラボが、ウェブメディアの信用を向上させるという点。う~む、半分あってて半分違うと思う。
なぜ新聞の方が信頼性が高いか?といえば、記事を厳選してるからだよね。紙媒体のメディアは必然的に記事を絞りこまなければならない。載せられる記事に限りがあるのだから。
良くも悪くもそのメディアが「載せる価値がある」と判断した記事のみを載せている。だからそれなりの信頼を得ている。
朝日新聞が新聞でハフィントンポストの記事を紹介すれば、それは紹介する価値がある記事だということを示したことになるわけで、確かにその記事の信用は上がる。でもそれはハフィントンポストの信用が上がったわけではなく、朝日新聞のフィルタリングを信用しているだけだ。
科学雑誌ネイチャーも、掲載する論文を厳選しているからこそ、「ネイチャーに掲載された」というのがある種のステータスになるわけで。ネイチャーに掲載されたならいい加減な論文ではない、と。
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だからウェブメディアが新聞並の社会的信用を得るには、記事を厳選しなければならない。門戸を広くして多くの記事を載せるという方針なら、いつまで経っても社会的信用は向上しないだろう。
そうすべきだと言ってるのではないので、誤解のないように。あくまでメディアの権威を高めたいというなら、そうするしかないということ。
んで、ウェブがそういうメディアになった場合に、その信頼性の高いウェブメディアに載せてもらえるライターがどれだけいるか?だよね。かなり絞られるはず。当たり前の話だけど信頼性の高いメディアが掲載するのは、信頼性の高い一握りのライターの記事だけだろう。
執筆: この記事はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。
寄稿いただいた記事は2013年05月15日時点のものです。
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