プロ野球の色んなベストナインを考えてみる「たっちゃん編」

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3大会ぶり、3度目のWBC優勝を成し遂げた侍ジャパン。今大会で一躍人気者となったのが初の日系メジャーリーガーとして代表入りしたラーズ・ヌートバー選手。WBC全7試合にリードオフマンとして出場して打率.269、4打点、出塁率.424と打線を牽引。ガッツあるプレーで日本人の心をわしづかみにし、知名度も急上昇。ペッパーミルパフォーマンスもあっという間に浸透した。

そんなヌートバー選手のあだ名「たっちゃん」にあやかり、今回は球界の「たっちゃん」でベストナインを選んでみた。

投手:小松辰雄(元中日)

投手はたっちゃん界の歴代最強投手の呼び声も高い、通算122勝の大投手小松辰雄さんを選出。石川県の星稜高校から中日に入団すると、85年に最多勝、最優秀防御率、最優秀投手、沢村賞のタイトルを獲得し、リーグを代表する投手に。現役生活は中日一筋、94年に現役を引退した。
通算成績:432登板 122勝102敗50セーブ 防御率3.44

捕手:達川光男(元広島)

たっちゃん界の捕手といえばこの人は外せない。元広島カープで活躍した達川光男さん。地元広島出身、東洋大学を経て広島に入団し、83年から正捕手に定着。ベストナインとゴールデングラブを3度ずつ獲得、チームの3度の優勝にも大きく貢献。また明るいキャラクターでお茶の間にも愛された。現役は広島一筋だったが、引退後は複数球団でコーチとして活躍している。
通算成績:1334試合 895安打 51本塁打 358打点 打率.246

一塁手:柴田竜拓(横浜)

手薄な一塁手はベイスターズで現役の内野のユーティリティープレイヤー・柴田竜拓選手を選出。国学院大学から16年にドラフト3位で横浜に入団。パンチのある打撃と堅実な守備が魅力。自身最多出場は18年の113試合。
通算成績(22年終了時点):622試合 296安打 11本塁打 79打点 打率.234

二塁手:立浪和義(元中日)

二塁手は通算487二塁打のNPB記録を持つ大打者・立浪和義さん。名門PL学園から87年にドラフト1位で中日に入団。1年目からショートのレギュラーとして新人王とゴールデングラブを獲得。勝負強い打撃と堅実な守備で長年中心選手として君臨。中日一筋で09年に引退。22年から監督として再び中日のユニフォームに袖を通した。
通算成績:2586試合 2480安打 171本塁打 1037打点 打率.285

三塁手:原辰徳(元巨人)

三塁は若大将・原辰徳さん。東海大学からドラフト1位で巨人に入団。その後は巨人の4番として活躍。新人王、MVP、打点王、5回のベストナイン獲得と主砲としてふさわしい活躍を見せる。95年に現役を引退後は99年に巨人のコーチに就任。その後監督としてチームを率いてリーグ3連覇など優勝に導いた。2009年には第2回WBCの日本代表監督を務め、連覇の偉業を達成した。
通算成績:1697試合 1675安打 382本塁打 1093打点 打率.279

遊撃手:広岡達朗(元巨人)

ショートは守備の名手として活躍した広岡達朗さん。早稲田大学から54年に巨人に入団。身長180㎝の大型ショートとして話題に。新人王に輝き、巨人のレギュラーとして活躍するが以外にもベストナインはルーキーイヤーの54年のみ。同時期には阪神の名遊撃手吉田義男さんがおり、共にリーグを代表するショートとして比較されることが多かった。引退後、ヤクルトの監督として球団初のリーグ制覇、日本一に導き、西武の監督としては4年間で3回優勝という偉業を成し遂げた。
通算成績:1327試合 1081安打 117本塁打 465打点 打率.240

外野手:金城龍彦(元横浜・巨人)

外野手ひとり目は金城龍彦さん。高校を卒業後、社会人野球に進み、横浜の入団テストを受けてドラフト5位で入団。スイッチヒッターとして、入団2年目で打率.346とスイッチヒッター歴代最高打率で首位打者と新人王を獲得。06年には第1回WBC日本代表にも選ばれた。14年オフにFA権を行使して巨人に移籍。引退後も巨人のコーチとして活躍している。
通算成績:1892試合 1648安打 104本塁打 592打点 打率.278

外野手:辰巳涼介(楽天)

外野手ふたり目は現役選手の辰巳涼介選手。立命館大から18年ドラフト1位で楽天に入団。大学時代は大学日本代表に3度も選ばれるなど国際経験も豊富。19年からセンターとして出場機会を増やし、21年からレギュラーに定着。21年、22年と2年連続でゴールデングラブを獲得した。
通算成績(22年終了時点):478試合 323安打 33本塁打 120打点 打率.240

外野手:ラーズ・ヌートバー/榎田達治(カージナルス)

外野手最後は本家たっちゃんのラーズ・ヌートバー選手。父親がアメリカ人、母親が日本人で榎田達治という日本名を持つことから、侍ジャパンでの愛称はたっちゃんに。18年の全米ドラフト8巡目(全体243位)でカージナルスに入団。21年6月にメジャー初昇格を果たすと、22年は108試合に出場。外野全ポジションを守ることができ、守備範囲の広さと強肩が魅力。WBCをきっかけに一躍スター候補に名乗りをあげ、23年の大ブレイクが期待される若手選手。
通算成績:166試合 92安打 19本塁打 55打点 打率.231
(Written by 大井川鉄朗)
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