台湾怪談家が明かしたキョンシーの真相がTwitterで話題に!「それで手が前に・・・30年以上の疑問が解決しました」

日本では1988年にドラマが大ヒットしたことで、空前のキョンシーブームになりました。

そんなキョンシーの真相を台湾怪談家が明かし、Twitterで大きな話題となっています!

キョンシーとは一体!?

投稿されたのは、日台怪談ナイト台湾側サポーターであり、台湾HISで日本人向けの専任ガイドとして務められているナオキ(武川コウキ/台湾怪談家)(@fireandwind25)さんです。

キョンシーとは一体何なんか!?という多くの人が持っているであろう疑問に、簡潔に回答されています。

出典:Twitter

 

ナオキさんいわく、キョンシーとは「道教により他郷で亡くなった人の遺体を搬送する業務」とのこと。

なるほど・・・両手を前方に伸ばしている理由は、棒で括っていたからなのですね。なぜ、手を前に出しているのか?という疑問を持たれていた方は多いと思いますが、すっきりと解決できますね。

ツイートの補足

ナオキさんは、ざっくりと解説したツイートに対するさまざまな声に回答する形で、より具体的にキョンシーについて解説されています。

ちなみに、キョンシー(殭屍/僵屍)とは「死後硬直の屍/死体」とのことで、運ぶ行為は「趕屍(かんし)」、運ぶ人は「趕屍人(かんしにん)」と呼ぶそうです。

また、この民俗あるいはしきたりは、中国の湘西地方(現湖南省)にしかないとされており、通称「湘西趕屍」と呼ばれているとのこと。

「道教」とは?

ちなみに、最初のツイートに「道教」という言葉がありましたが、その言葉を使った理由についてナオキさんは以下のように語っています。

「私が道教と言った理由は、元々地方にお住まいのミャオ族(苗族)の呪術なのですが、だいぶ前から(中国の清と見なされ)すでに道教を扱われてる漢民族と融和し続け、札術の部分と儀式の一部も若干取り込まれた様子があったと、1930年代の民俗調査より明らかになったからだといいます」

キョンシーをきっかけに、歴史的背景を知ることができるのは有意義ですね。

夜に遭遇したら怖い

今回の投稿に対しては、「知らなかった!」「この資料通りの服装なら、担いでる人は夜間で見えなくなって、死装束の人らが浮いて彷徨ってるようにも見えるよなぁ・・・」「夜とかに運んでいたら、暗闇で棒が見えなくて、さらに担いでいるから揺れて歩いているように見えそうで怖い」といった声など、多くの反響が寄せられていました。

また、「それで手が前に・・・30年以上の疑問が解決しました」と疑問が解決したことを報告する方も見られました。

ナオキさんは今回の反響について、以下のように述べています。

キョンシーにまつわることをはじめ、怪談好きという方は、ぜひナオキさんのTwitterを今後もチェックしてみてください!

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