勝手に味を変えたら「消費者の怒りと愛の声」で味を元に戻したリプトンミルクティーを飲んでみた結果

森永乳業によると、2022年3月まで好評を得つつ販売していた『リプトンミルクティー』を終売とし、茶葉を増量するなどして本格的なテイストを目指した『リプトンロイヤルミルクティー』の販売を開始しました。

消費者「許せない」

森永乳業としては、よりおいしさを追求した『リプトンロイヤルミルクティー』は今まで以上に人気を得ると考えたのかもしれません。しかし、多くの人たちから「許せない」「リニューアルはいらない」などの怒りの声が寄せられたようです。

<消費者たちからの声>
「絶望」
「リニューアルはいらない」
「終売の意味わかりません」
「再販されないようでしたら返信は不要です」
「心にぽっかり穴があいたようです」
「許せない」
「購入を止めてしまいました」
「再販希望」
「私のミルクティー人生は終わった」
「どうして変わったんや」
「最後とわかってたら、もっと味わってお別れをさせてあげたかった」
※森永乳業公式サイトより引用

愛あるメッセージが森永乳業に667通も寄せられた

従来の『リプトンミルクティー』の終売。そしてテイストを変更した『リプトンロイヤルミルクティー』の発売。今まで愛していたテイストが消滅してしまった悲しみ。どうして愛されていたのに終売にしてしまったのか。味を変えた新商品を出したのか。それに関したメッセージが森永乳業に667通も寄せられたそうです。

新発売ならぬ旧発売『リプトンミルクティー』復活

そこで森永乳業は終売した『リプトンミルクティー』を復活! 新発売ならぬ旧発売と題して、またコンビニやスーパーに『リプトンミルクティー』が並ぶようになったのです。これはファンとして嬉しい限り。インターネット上を確認してみると、森永乳業の柔軟な対応に多くの人たちが感激しているようです。

実際に旧発売した『リプトンミルクティー』飲んでみた

ということで、実際に旧発売した『リプトンミルクティー』をコンビニで購入。そのテイストがどんなものか、じっくり味わいながら飲んでみた。

パッケージに「もとの味に戻って旧発売!」

普通にコンビニで売られていました。パッケージにも「もとの味に戻って旧発売!」と書かれています。これによって、「味変わったから買うのやめた」という人が戻ってきてくれるかも。

豪快にゴクゴク飲むのがウマイ

開封してそのまま紙パックからがぶ飲みしてもいいけど、今回はしっかり器に注いでがぶ飲みすることに。個人的にですが、『リプトンミルクティー』は豪快にゴクゴク飲むのがウマイのです。

この味覚えてる! これウマイ!

本来ならがぶ飲みするのもいいのですが、しっかり味見をするため、最初のひとくちはレンゲですするように飲んでみました。すると……。これこれこれこれ! これウマイ! 久しぶりに『リプトンミルクティー』を飲んだけど、この味、覚えてる!

味を苦味だと認識する直前に苦味がフッと消える良さ

あのね、『リプトンミルクティー』の良きところは、飲むと苦味が訪れそうになるのに、苦味を苦味だと認識する直前に苦味がフッと消えて、そこに甘味が訪れる点! そして甘味がどんどん強くなるのかなと思わせといて、甘みもフッと消えるのです。これこれ、この流れ、まさに『リプトンミルクティー』の良いところ!

単なる味の向上だけでは越えられない良さ

森永乳業も消費者を喜ばせるために、良かれと思って味をリニューアルした『リプトンロイヤルミルクティー』を発売したと思うのです。でも、従来の『リプトンミルクティー』の味は、多くの人たちの味覚に刻まれた味だったわけで、単なる味の向上だけでは越えられない良さが『リプトンミルクティー』にはあったと思われます。

こういうメーカーが日本に存在していることがウレシイ

なにより、消費者の声をしっかりと受け止めて、旧発売してくれた森永乳業に敬意を表したいです。こういうメーカーが日本に存在していることがウレシイじゃあないですか。これからも従来の味を守りつつ、新たな味のクリエイトに期待しています。

(執筆者: クドウ@地球食べ歩き)

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