「ヘビイチゴ」はドクイチゴとも呼ばれるけど本当に毒はあるの?食べたら危険?
ヘビイチゴはしばしばドクイチゴなどとも呼ばれています。
そのことから毒があると思っている方も多いかもしれません。
これらに関しては結論を先に言うと、無毒と言えます。
しかし、食べるのはちょっと……という意見も多いです。
今回はそれらヘビイチゴについて解説します。
ここでは食べられるのかどうかも含めて説明するので、気になる方は最後までぜひ読んでみてくださいね。
「ヘビイチゴ」に毒は無い
結論を先に言うとヘビイチゴに毒はありません。
毒があるといわれるのは俗説
ヘビイチゴは別名でドクイチゴと呼ばれています。
そのため、毒があると思っている方も多いのが現状です。
しかし、実際には無毒とされています。
当然ながら無毒なので食べても問題はありません。
いわゆる「毒がある」というのは単なる俗説に過ぎません。
ヘビイチゴは食べられる!
ヘビイチゴはその名前から食べたくないと思う人も多いです。
事実、毒があるという噂から食べない人もいるくらいです。
ただし、ヘビイチゴを食べても害はありません。
そのため、食べることは可能です。
しかし、イチゴとは違い全く美味しくありません。ほぼ無味無臭です。そのため、食用とされることはあまりないわけです。
なお、どうしても食べたいならジャムにするのがおすすめです。
また、乾燥させて生薬として利用されることもあるなど、用途によっては有効活用できる可能性も秘めています。
「ヘビイチゴ」はこんな植物
ここからはヘビイチゴがどのような植物なのかまとめます。
まず分類に関してですが、ヘビイチゴはバラ科キジムシロ属に分類される多年草となっています。
以下、詳しく見ていきましょう。
開花時期と花の特徴
ヘビイチゴの開花時期は4月~6月とされています。
名前とは裏腹に花色は明るい黄色で可愛らしい印象です。
それでいて小ぶりでそっと咲く姿がとても愛らしいとされます。
このようにヘビイチゴは名前に反して、花としては魅力が詰まった植物なのです。
実がなる時期
ヘビイチゴの実がなる時期も4月~6月とされています。
特に花が散って数日で果実になることが多いようです。
なお、普通のイチゴに比べて球形をしているのが特徴です。
また、他のイチゴに比べて水分が少ないので、モサモサしているのも特徴となっています。
名前の由来
では、ヘビイチゴという名前はどこから来たのでしょうか。
これらヘビイチゴの名前の語源には諸説あります。
以下、ヘビイチゴの名前が生まれた説をいくつか挙げます。
・実が食用にならずヘビが食べるイチゴというところから来た説
・ヘビがいそうな所に生育するイチゴというところから来た説
・イチゴを食べに来る小動物をヘビが狙うことから来た説
このようにヘビと絡めた説が多いです。
そこからヘビイチゴと呼ばれるわけですね。
野イチゴとヘビイチゴの違い
最後にヘビイチゴと野イチゴの違いについて見ていきましょう。
ヘビイチゴは野イチゴの一種
ヘビイチゴは野イチゴの一種とされています。
野イチゴという大カテゴリーがあって、そこにヘビイチゴなどの小カテゴリーがあるといった感覚です。
他の野イチゴとヘビイチゴの見分け方
野イチゴにはいろいろあるのですが、ヘビイチゴ属以外の野イチゴは基本的に美味しいです!
見分け方は、実の部分に付いている花のガクが内と外の2列になっているという部分です。
この特徴はヘビイチゴ属だけなので、2列あったらヘビイチゴと覚えておくといいでしょう。
他には、ヘビイチゴは黄色い花を咲かせます。
あとは、ヘビイチゴは美味しくないので、食べておいしくなかったらヘビイチゴという見分け方も可能ではあります。
まとめ
ヘビイチゴは別名ドクイチゴと呼ばれる不思議な植物です。
しかし、実際には無毒という矛盾を抱えた植物となります。
実際には食べられるので、気になる人は食べてみても良いです。
ただし、決して美味しくはないので、その点は注意しましょう。
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