税込821円もする超高級「日の丸弁当」を食べた結果

一説によると、日の丸弁当は1939年からの戦時中に奨励された食事らしい。弁当箱にご飯を敷き詰め、おかずは梅干しひとつ。そのデザインが日本の国旗に似ていることから、日の丸弁当と呼ばれたそうな。

ご飯と梅干だけの日の丸弁当が税込821円?

確かにご飯と梅干は最高の組み合わせ。梅干しひとつでご飯3杯はおかわりイケる! そんな人もいるはず。しかしおかずが質素なのも事実。そんなご飯と梅干だけの日の丸弁当が、税込821円で売られているらしい。マジか。

税込821円もする日の丸弁当を買いに行ってみた

ということで、ご飯と梅干しだけなのに税込821円もする日の丸弁当を買いに行ってみた。場所は伊勢丹新宿店の地下1階にある『米屋』。はたして本当にあるのか……。

本当に買うべきなのかコレ821円だぞ

あった。本当に税込821円の日の丸弁当が売られていた! でも、本当に買うべきなのか。

だってアレだよ? 吉野家の牛丼だって牛肉使ってるのに並盛が税込448円だよ? 特盛だって税込800円だよ。バーガーキングのクワトロチーズワッパーだって税込770円だよ。この日の丸弁当、ご飯と梅干しだけなのに税込821円だよ。本当にいいのか!?

持ち帰って開封してみた

しかし、シンプルだからこそ、そこに良さがあるかもしれない。食べなきゃわからない価値があるかもしれない。ということで税込821円の日の丸弁当を購入! 持ち帰って開封してみた。

胡麻もついてた!

ウホッ♪ おかずは梅干しだけだと思ったら、胡麻もついてた! これは嬉しい。ご飯代300円、梅干し代300円、胡麻代100円、容器代100円ぐらいだろうか。いやいや人件費や家賃や何やらいろいろあるから……。よくわかんなくなってきた。

米を塩気で楽しむモンだコレ!!

とりあえず梅干しをつまむ。なかなかズッシリとしてて肉厚! 梅干しをかじる!! うおっ! これ、確実にご飯に合うやつ!! というか事実ご飯に合う! ご飯がウマイ!! ほどよく刺激的かつマッタリ食感の梅干しが、冷たいご飯に超絶マッチ。このご飯、冷たいまま食べるからこそウマイ! それを梅干しがさらに引き立ててくれる!!

そうかあ、この日の丸弁当、米を塩気で楽しむモンなんだなあ。そりゃ当然かもしれないが、塩気と米の相性というかバランスが絶妙!! これ821円の価値ある! ありまぁす!

ご飯に合う塩分濃度18%! グルメ化学だ!

調べてみると、『米屋』の日の丸弁当に使われている米はあきたこまち一等米と餅米を使用しているとのこと。さらに梅干しは小田原の完熟十朗梅が使われているらしい。さらにさらに、ご飯に合う塩分濃度18%を保っているそうな。すげー! グルメ化学だ!

差し入れしたら喜ばれるかも!!

たとえ具がシンプルだとしても、満足度が高ければ高額でも損をしたとは思わない。そういう意味でもこの日の丸弁当は大満足。この弁当を差し入れしたら、絶対に喜ばれるはず。たぶん。とりあえず自分用に試しに食べてみてはいかがだろうか。うまい。




(執筆者: クドウ@地球食べ歩き)

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