スターバックス「コーヒー豆かす×森」プロジェクト、店舗で育てた苗木を植林 大阪・河内長野

access_time create folderエンタメ
大阪府南部、市内の約70%を森林が占める河内長野市。ここに、「スターバックス」の河内長野高向店から出るコーヒー豆のかすと大阪府森林組合の木材チップのたい肥を使い、スギやヒノキの苗木を育てるプロジェクトが行われている。このプロジェクトは全国の店舗で唯一ここだけ。

DSC_4735

その苗木は、昨年2022年10月に店舗の敷地にある苗床に植えられ、順調に成長。そして2023年3月上旬、地元・河内長野市の小学5年生の子どもたちも活動する森林に植林されることになった。

DSC_4646

2021年9月にオープンした「スターバックス コーヒー 河内長野高向店」は、地元の大阪府森林組合南河内支店と共同で、『コーヒー豆かす×森 地域資源循環プロジェクト』を実施している。コーヒー抽出後に出るコーヒー豆のかす、木材チップを混合した「たい肥」作りを店舗の敷地内で行うと同時に、店舗の植栽に循環利用する試みだ。

DSC_4623

たい肥を作る木製コンポストは、店舗の景観と合わせてオリジナルで用意したおおさか河内材のコンポストが設置されている。 

DSC_4617

ちなみに、スターバックスでは1日約15kg(※)の豆かすが出るとのこと。同店でのたい肥はその一部を利用している。※全店舗での平均値

IMG20221225124651

今回、店舗の敷地内にある「木製コンポスト」や苗木を育てている苗床などを見学。その後、車で約20分の場所にある天然湧水の採水施設「行者湧水直売所」へ。

ここから5分ほど歩いた場所に、今回植林する子どもたちの「森林ESD」の活動場所がある。ESDはEducation for Sustainable Developmentの略で、「持続可能な開発のための教育」という意味。

DSC_4693

森林内では、河内長野市の島田智明市長、大阪府森林組合南河内支店やスターバックスの関係者らが、店舗で育てた苗木を植林。スターバックスによると、今後も大阪府森林組合南河内支店と協業してのたい肥作り、店舗の植栽に循環利用する試みを続け、将来的にこのたい肥を地域貢献活動につなげたいと考えているという。

DSC_4766

スターバックスと河内長野市との縁は、2019年にさかのぼる。大阪・梅田に「スターバックスの森」としておおさか河内材や大阪産クリの木などを使った「スターバックス コーヒー LINKS UMEDA2階店」がオープンしたことに由来する。

DSC_4662

河内長野高向店の店内でも、職人が手掛けたおおさか河内材のスギやヒノキを使ったテーブルやイスなどがあり、木ならではの質感や手触りなどが感じられる。壁面には、木糸で作られたタペストリーアートも掲げられていて、まさに地元の木材を感じながらコーヒーが味わえる店舗だ。

DSC_4628

DSC_4661

スターバックス コーヒー 河内長野高向店と大阪府森林組合南河内支店との活動

https://stories.starbucks.co.jp/ja/stories/2021/community-store-2/

大阪・梅田に「スターバックスの森」出現! 店舗の見どころを早速紹介

大阪・河内長野の「スターバックス」は地元の木材を生かした店舗

(Written by A. Shikama)

【Nicheee!編集部のイチオシ】

奈良のおすすめ「スターバックス」はここ! 伝統工芸や観光に便利な場所も
鉄道好きおすすめ「スターバックス」見どころと陶磁グッズ 愛媛・松山
和歌山のおすすめ「スターバックス」はここ! 図書館併設や紀州材

  1. HOME
  2. エンタメ
  3. スターバックス「コーヒー豆かす×森」プロジェクト、店舗で育てた苗木を植林 大阪・河内長野
access_time create folderエンタメ
local_offer

Nicheee!(ニッチー!)

テレビ番組のリサーチャーによる情報サイト。 テレビ番組におけるネタ探しのプロが蓄積された知識とリサーチノウハウを武器に、芸能、雑学、海外、国内ご当地、動物など多岐に渡るジャンルをテレビ番組リサーチャー目線で発信しています。

ウェブサイト: http://www.nicheee.com/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。