【大阪府】「TSURUMIこどもホスピス」内に、重い病気の10代向け専用エリアが完成

「TSURUMIこどもホスピス」は、生命を脅かす病気の子どもを支える取り組みをしているが、13歳~18歳までの中高生年代を中心とした世代への支援が行き届いていないことを実感し、病気と向き合う10代が「好きなことをあたりまえにできる環境」をつくる取り組みを始めた。
重い病気の10代向け専用エリア

「Teen Clubhouse」の看板

「Teen Clubhouse」FLOOR MAP
彼らが本気で楽しめる居場所を作り、彼らが社会的に孤立することなく、自分自身を確立し成長するための環境づくりとして「TSURUMIこどもホスピス」内を大幅に改装。
日本で初めて重い病気の10代向け専用エリア「Teen Clubhouse(ティーンクラブハウス)」が創られた。
もう一つの自宅のような、架空の部室のような空間

LED付きの鏡で化粧ができる

プラモデルやアートができる部屋
「Teen Clubhouse」は、10代の子どもたちが自由に利用でき、もう一つの自宅のような、架空の部室のような空間づくりを目指している。

最新のゲーミングPCやドライブシミュレーターがある
また、最新のゲーミング機器で自由に遊んだり、カラオケ店舗のような本格的な設備で思いっきり歌ったりすることもできる。

友達や家族と集まって過ごせる部屋

ひとりでのんびり過ごせる部屋も
友達と楽しく過ごす部屋や、ひとりでのんびりと過ごす部屋もあり、宿泊も可能だ。
また、「TSURUMIこどもホスピス」には、看護師や理学療法士などの専門職がスタッフとしているため、安心して過ごせる。
重い病気を持つ子どもと家族がゆっくり過ごせるように

家族や友達と安心して遊ぶことができる

「TSURUMIこどもホスピス」の外観
病院と自宅しか居場所がない、重い病気を持つ子どもと家族がゆっくり過ごせるようにと、大阪・鶴見緑地の一角に2016年に誕生した「TSURUMIこどもホスピス」。運営のほとんどが寄付によって行われている民間の施設だ。
国内には生命を脅かす病気の子どもたちが約2万人いると推計されている。しかし、今の日本には、このような子どもたちに必要な、遊びや学びを提供できる社会資源が充分ではない。
病気の子どもや家族の苦悩が見えづらく、どうしても社会から孤立してしまう。病気であっても、子どもとその家族が、社会の中で前向きに、自分らしく、深く生きることができる。「TSURUMIこどもホスピス」は、そんな社会を実現する活動している。
重い病気を持つ子どもと家族がゆっくり過ごせる居場所を提供する「TSURUMIこどもホスピス」への寄付や支援を考えている人は、公式サイトをチェックしてみて。
■TSURUMIこどもホスピス
住所:大阪府大阪市鶴見区浜1丁目1-77
公式サイト:https://www.childrenshospice.jp/
(角谷良平)

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