[わらび餅の作り方]ぷるぷるわらび餅が自宅でできる簡単レシピ
ぷるぷるとした食感がおいしいわらび餅。その原料と、自宅でできるわらび餅の簡単な作り方をご紹介します。
わらび餅の原料は?
わらび餅の原料は、山菜のわらびの根に含まれるでんぷんから作られる「本わらび粉」です。採れる量が非常に少なく、製造にも手間がかかるので、とても希少です。
そのため、一般的なスーパーなどで広く出回っている「わらび粉」「わらび餅粉」は、本わらび粉とは異なり、さつまいもなどからとれるでんぷんを利用して作ることが多いようです。
本わらび粉が手に入ったら
「本わらび粉」を使ったわらび餅の作り方を紹介します。
材料(4人分)
・本わらび粉:80g
・グラニュー糖:128g
・水:240g
・水あめ:32g
・砂糖入りきな粉:適量
・黒蜜:適量
作り方
1. 本わらび粉、グラニュー糖を混ぜ合わせ、水を少量ずつ加えながら溶き混ぜる。
2. 1をふるいでこし、鍋に入れ火をかける。弱火で底から焦げないように混ぜる。
3. ひとかたまりになったら、透明感がでるまで8分程度蒸す。
4. 再度、鍋に移し入れ、水あめを加えて弱火で混ぜ合わせ、わらび餅特有のこしが出るまで練り上げる。
5. 練り上がったらボウルに入れておいた冷水につけ、粗熱を取る。
6. 器に移し、きな粉か黒蜜を好みでかける。
わらび餅の簡単&アレンジレシピ
入手しやすい「わらび粉」「わらび餅粉」を使って簡単にできるわらび餅と、同じくぷるぷるした食感が特徴の温かいおやつ、くず湯を紹介します。どちらも片栗粉でも代用することができます。
●なんちゃってわらび餅
フライパンでかき混ぜて冷水にとるだけ!
材料(2人分)
わらび粉(※):30g
砂糖:25g
水:200ml
氷水:適量
なければ片栗粉で代用可
作り方
フライパンにわらび粉と砂糖、水を入れる。
弱火にかけて木べらなどで焦げないようにかき混ぜ続ける。
2が塊状にかたまったら、氷水を入れたボウルに移す。
水の中で塊を手で握り、親指と人差し指の間から絞り出すようにして好みの大きさにちぎって丸める。
memo
食品保存袋にでき上ったわらび餅の塊を入れ、穴をあけて絞り出すと小さいわらび餅が作れます。
●レンジで作るきな粉くず湯
ぷるんとした食感を楽しめます!
材料(1人分)
わらび餅粉(※):6g(小さじ2)
砂糖:9~10g(大さじ1)
塩:少々
水:90ml(1/2カップ弱)
きな粉:お好みの量
なければ片栗粉で代用可
作り方
耐熱容器にわらび餅粉、砂糖、塩を入れ、水を少しずつ加えて溶かす。
1をラップをせずに、電子レンジ600Wで40秒加熱する。
2を取り出して底から素早く全体をかき混ぜ、再び電子レンジ600Wで40秒~1分加熱する。
もう一度底から素早く全体をかき混ぜる。白い濁りがなくなり、全体が透き通っていたら完成。
仕上げにきな粉をかける。
memo
・レンジで加熱する時は、何回かに分けて素早く底から混ぜてください。ダマができないように、こまめに様子を見るのがポイント。
・きな粉は、食べる時にかけると香ばしい風味が引き立ちます。
最後に
本わらび粉やわらび粉、わらび餅粉、いずれもなければ片栗粉を使って、わらび餅をぜひ作ってみてください。
最終更新:2023.03.15
文:アーク・コミュニケーションズ
写真:清水亮一(アーク・コミュニケーションズ)
写真(撮影協力):吉田めぐみ
監修:カゴメ
出典:
農林水産省 うちの郷土料理「奈良県 蕨餅」(わらび餅の原料、本来の作り方と食べ方)
J-STAGE「市販わらび餅粉(サツマイモ澱粉)の性質」(市販のわらび餅粉の原料)
大津市企業局「パイプライン料理レシピ」(なんちゃってわらび餅)
高槻市 長寿介護課(レンジで作るきな粉くず湯)
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