孤独のグルメの撮影が直前に中止となった人気とんかつ屋『波止場』が突然の閉店

人気ドラマ『孤独のグルメ』の舞台となる予定だったが、直前に撮影中止となった。そんな逸話がある人気のとんかつ屋『波止場』(東京都目黒区原町1-3-15)が2023年2月22日の営業を最後に閉店したことが判明した。

店主のトンカツに多くのファン

『波止場』の店主はとんかつに対して真摯に取り組み、その店主が揚げたとんかつを食べるべく、多くのファンが店を訪れる。

衣も豚肉も脂にもこだわりがあり、徹底しておいしさを追求。とんかつは内部に赤みが残っているものの、しっかり必要な熱が豚肉の中心部まで届いており、保健所は「この店の調理法に問題はない」と判断しているという(5回も保健所が調査しにきたそうだ)。

店主の食材選びと調理スキルのセンス

筆者は実際に複数回『波止場』でとんかつを食べてきたが、やはり絶品。肉質が良いだけではこのおいしさを出すことはできないはず。そこに店主の食材選びと調理スキルのセンスがあるからこそ出せるおいしさなのだろう。

<波止場のTwitterコメント>

「皆さまより 沢山のありがとうを頂き 今も涙が止まりません 感謝しかありません 自分自身も何も考えられず
にいます。本当にありがとうございました。今日は少し暑くなるとのことです。前を見て歩きたいです」


3月の値上げに関してコメントしていた店主

『波止場』の閉店はとんかつ業界において大きな損失なのは間違いないが、今回の閉店に関して驚きを隠せないもうひとつの理由がある。

店主は『波止場』の公式Twitterにて、2023年2月10日に「3月より原材料や光熱費の高騰のよる定食や豚しゃぶの値上げを実施致します」とコメントしていたのだ。

閉店は急に決まったこと?

2023年2月10日に3月の値上げについて話しているが、営業最終日は2月22日。閉店が以前から決まっていたのならば、3月の値上げについて話したのはなぜだろうか。推測するに、閉店は急に決まったことなのだろう。

店主は多くの人たちに感動を与えてくれた

どうして突如として閉店することになったのか。単なる客の立場では知る由もないが、『波止場』の店主がいままで多くの人たちを「おいしさ」で感動させてきたことは事実であり、「いままでありがとうございました」と感謝の言葉を送りたい。

とんかつを追求してきた店主に敬意

きっと多くの人たちが、お店の復活、そして店主の復活を願っているはず。きっとまた、どこかで店主のとんかつが食べられる日が来ることを願ってやまない。とんかつをとことん追求してきた店主に敬意を表したい。

(執筆者: クドウ@地球食べ歩き)

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