動物園の隠れた人気者ハシビロコウ!動かないのには理由があった!!
動かない鳥として動物園で人気のある「ハシビロコウ」。
場合によっては数時間動かないでいるともいわれているこのハシビロコウですが、動かないのも理由があってのことでした。
上野動物園ではぬいぐるみなどのグッズが展開されるほどの人気者ハシビロコウの不思議な生態と、会うことができる動物園もご紹介します!!
ハシビロコウは餌をとるため動かない

ハシビロコウの人気の秘訣の一つに、動かないという点があります。
場合によっては数時間微動だにしないこともあるといいますが、それほど動くことが無いのは、餌である魚を捕るためです。
ハシビロコウは魚食性の鳥なのですが、野生の場合に好んで食べるのは肺魚と呼ばれる魚です。
気配を消してチャンスを伺う
ハシビロコウが狙う魚「肺魚」は名前の通り肺や鼻を持つ魚で、呼吸するために水面に浮かび上がる性質があります。
ハシビロコウはその浮かび上がってきた瞬間を逃さずに捕まえて丸呑みします。
ハシビロコウの大きな体が動いていたら水中の魚に警戒されてしまうので、動かないことでじっと待つことで水中のハイギョに警戒されないようにしていたんですね!
ちなみに、身動きをしないで待っている間に、自分の捕まえられる範囲に生物が来た場合、ワニの子供やカエル、カメにトカゲとなど、その生物が何であろうと口に入れて丸呑みするといいます。
べつに魚じゃないとダメというわけではないようですね。
普段は動かないけどちゃんと飛べる

ハシビロコウはあまりに動かないことや、頭部が大きいことから飛べない鳥と思われることもありますが、そんなことはありません!
ハシビロコウは飛べる鳥です。
羽を広げた姿は2mを越えており、空を飛ぶ姿は圧巻です。

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