BPO案件になった『機動戦士ガンダム 水星の魔女』が逆に注目集める / ネタバレ注意

BPOとは『放送倫理・番組向上機構』の略であり、その役割としては「放送における言論・表現の自由を確保しつつ、視聴者の基本的人権を擁護するため、放送への苦情や放送倫理の問題に対応する、第三者の機関」とされている。

人気アニメーション『機動戦士ガンダム 水星の魔女』

そんなBPOの青少年委員会の議事によると、人気アニメーション『機動戦士ガンダム 水星の魔女』と思われる作品に視聴者から意見が出ており、問題視されているようである。以下は、BPO公式サイトに掲載された議事の一部引用である。

※以下、ネタバレ注意※

<BPO 青少年委員会の議事>

「2022年12月後半から1月前半までの1カ月の間に寄せられた視聴者意見について報告がありました。なかには、連続アニメ番組の終盤のシーンについて、「主人公の乗った戦闘ロボットの巨大な手で敵の人間を押しつぶす描写があり、不適切と考える」「小学生の子どもと見ていたが、あまりにショッキングなシーンに言葉を失った」などがありました」

「連続アニメ番組の終盤のシーンについて、「主人公の乗った戦闘ロボットの巨大な手で敵の人間を押しつぶす描写があり、その際に鮮血が広がり、つぶされた人間から分離した腕がヒロインに当たった。常軌を逸した不適切な描写と考える」「小学生の子どもと見ていたが、あまりにショッキングなシーンに自分も子どもも唖然とするばかりで言葉を失った」「放送時や予告時に残虐な映像に関する告知がなかった。この時間(日曜午後5時から)の放送としては、非常に不適切な映像表現だと考える」などの意見が寄せられました」

誰もが『機動戦士ガンダム 水星の魔女』だと認識

作品名は明確に書かれていないが、意見内容から推測し、誰もが『機動戦士ガンダム 水星の魔女』に対する意見だと認識しているようだ。なぜなら、その時期に、その作品しか、その内容のエピソードを放送していないから。

BPO案件はネタのような展開?

これに対して『機動戦士ガンダム 水星の魔女』のファンが反応。多くの人たちが失笑や苦笑のようなコメントをSNSに投稿。『機動戦士ガンダム 水星の魔女』がBPO案件になったことをネタのような展開としてとらえているようだ。

今回そのエピソードがBPO案件になったことにより「観てみたい」と思った人がいたようで、逆に注目を集める展開になってしまったともいえる。動画配信サービスで絶賛配信中なので、いつでも視聴可能だ。

皆さんは当該のエピソードをどのように感じた?

ちなみに、当該のエピソードが放送された当時、確かに話題にはなったものの、ネガティブな反応はほとんど見られなかったように思う(あくまで筆者の感想と観察範囲の話ではあるが)。視聴した皆さんは当該のエピソードをどのように感じただろうか。



※記事画像は『BPO / 放送倫理・番組向上機構』公式サイトより

(執筆者: クドウ@地球食べ歩き)

  1. HOME
  2. エンタメ
  3. BPO案件になった『機動戦士ガンダム 水星の魔女』が逆に注目集める / ネタバレ注意
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。