傾けて操作するのが新しい!『光学式じゃないUSBマウス』製品レビュー

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アクテブライズは、一見普通の光学式マウスですが、通常とはまったく異なる使い方をする『光学式じゃないUSBマウス』を発売しました。プレスリリースを見てもサイトを見ても、どんなマウスか想像がつかなかったので、お借りして触ってみました。

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『光学式じゃないUSBマウス』は、本体の傾きと加速度をセンサで検出することにより操作できるマウス。同社が“DS方式”と呼ぶ原理を採用したものです。確かに、裏側を見てもセンサがありません。“DS方式”のマウスは、過去に『ダルマウス』というダルマ型マウスとして商品化されていました。『ダルマウス』は、ダルマを持って傾けることで操作するものでしたが、『光学式じゃないUSBマウス』はどのように操作するのでしょうか。

・ドライバをインストール

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USBケーブルをパソコン(PC)に差し込むと、本体が青く光りました!筆者が大好きな“青く光るガジェット”です!と喜んでいるうち、あっという間にドライバのインストールが完了。そのまま使うことができます。

・机の上で使えない!

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机の上に置いて操作しようとしたら、ポインタが動きません。そう、このマウスは平面の上に置いて使うものではないのです。

アクテブライズが推奨する使い方は、マウスをテレビリモコンのように手で持って使う方法。従来のマウスの常識がまったく通用しません。持った状態で左右に傾けるとポインタを左右に、前後に傾けると上下に操作できます。加速度センサを内蔵しているので、浅い角度ではゆっくり、深い角度ではすばやく操作できるのがポイント。左右ボタンは親指でクリックします。ホイールも付属するので、こちらも親指でグリグリ回します。

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持ち方に違和感がある方は、通常のマウスの持ち方で手首を支点に浮かせて持ちましょう。好みが分かれそうですが、筆者はテレビリモコン型の持ち方が、親指のクリック感を楽しめて快適でした。

・水平位置はお好みで
マウス本体の傾きを検知するので、使うときはPCに向かって正面に向かう必要はありません。なんなら真横を向いて、手をブランと下げた状態でネットサーフィンすることも可能なのです。

出荷時には水平面に置いた状態を水平と認識しますが、この水平状態は任意に設定可能。水平と認識させたい位置で、右ボタンを5秒以上長押しします。

・こんな用途に
一風変わったマウスですが、視点を変えるとこんなところで活躍しそうです。

プレゼンに:
立ったままスクリーンの前でプレゼンするような場合、マウスを置く場所がないのでPCの操作に困りますよね。『光学式じゃないUSBマウス』なら、手に持った状態で操作できるから安心です。

手首を痛めたときに:
“マウスひじ”など、マウスの反復操作によるストレスで痛みを感じる方は、クッションの上にマウスを置いて使いましょう。マウスを持った手をクッションに置いたまま、傾けて操作できます。

散らかった机に:
机の上、整頓してますか?資料の山でマウスを置く場所もない、という方は、山の上にマウスを置いてしまいましょう。手首を動かして余計散らかってしまうかもしれませんが、自己責任でお願いします。

・使用感
操作に慣れるまで少し時間がかかりますが、慣れるとリラックスして使用できました。デザイン系ツールなど、ポインタの位置に精度が要求される操作には不向きですが、ネットサーフィンには問題なし。ゲーム感覚で楽しく使える製品なので、自宅用マウスのコレクションに1コ加えてみるのはいかがでしょうか。

『光学式じゃないUSBマウス』仕様
サイズ:W55xD97xH35mm
重量:約70g
インタフェース:USB 2.0/1.1
対応OS:Windows Me/2000/XP/Vista
価格:4980円(税込み)

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宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます

ウェブサイト: http://mogera.jp/

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