『映画かいけつゾロリ ラララ♪スターたんじょう』霜降り明星インタビュー「ゾロリは遊び心があるのに刺さる言葉が多い！」
長く愛されてきた超ロングセラー「かいけつゾロリ」シリーズ。今年で３５周年を迎え、その記念すべき劇場版アニメ最新作『映画かいけつゾロリ ラララ♪スターたんじょう』が大ヒット上映中です。愛すべきヒーロー・ゾロリの活躍とスターを目指す女の子・ヒポポの勇気と友情の成長物語を、楽しくて、胸が熱くなる数々の歌にのせて届けます。
人気お笑い芸人「霜降り明星」のせいやさんが‟かみなりじじい”、粗品さんが“がしゃどくろ”を担当している本作。お2人に本作の魅力やゲスト声優を担当しての感想をお聞きしました。特にせいやさんは「かいけつゾロリ」の大ファンということで、アツいメッセージも！
――本作へ出演されて、改めてお気持ちを教えてください！
せいや：もう本当嬉しかったですね！ 僕らは「かいけつゾロリ」世代で、子供時代に好きだった作品の“中に入る”という、こんな夢の叶い方あるんや！とビックリしました。もう言葉にできんくらい嬉しかったです。
粗品：昔から「かいけつゾロリ」を読んできて、それが映画になって声優をやらせてもらって、すごく光栄だったのですが、“がしゃどくろ”ってポスターにいないんですよ。
せいや：一番へちょい役いただいたんかな？
粗品：へちょい役ってなんやねん！そこだけがちょっと残念でしたね。
――原作者原ゆたか先生とは、霜降り明星のラジオに出演するなど交流がありますよね。
せいや：ラジオのステッカーをデザインしてくださったり、ありがたいことに交流させてもらっています。「かいけつゾロリ」の映画の声優を担当出来るというのは、また一歩グッと作品に入り込めた感じがします。
粗品： “がしゃどくろ”という先生のタッチで描かれた妖怪を演じることが出来るなんて。妖怪っていうのがまたいいじゃないですか。アニメならではのキャラクターですよね。
――お互いの声を聞いてみていかがでしたか？
粗品：めっっちゃ“かみなりじじい”でしたね。もう、これを演じるために生まれてきたというか。適任。この人じゃないとアカンなあっていう。
せいや：ありがたいですね。こういうサポーターの意見は取り入れていかないと。
粗品：サポーターって言うねや。
せいや：粗品も“がしゃどくろ”ってピッタリですよね。背が大きい細い妖怪で。声の低い感じも合っていて。でもちょっと粗品が強すぎないか？とは思いました。ツッコんでいる時の声が粗品すぎないか？って。そこは映画を観てぜひ楽しんでください。
――でも、カメラマンさん（オサダ記者）は全然お2人だと分からなかったと言ってました。
せいや：本当ですか？！でもそれだけ“がしゃどくろ”にピッタリなんでしょうね。ありがたいです。
――実際のアフレコはいかがでしたか？
粗品：僕の場合は声を全く変えていなかったので……
せいや：やっぱり変えていなかったんかい！ 僕は、先に撮り終わった粗品が帰っていったんですけど、スタッフさんがみんなワーって粗品に群がってプレゼントとか渡していて、僕の時にマジで誰もいなかったのでテンション下がりましたね。声優にはやっぱり現場の盛り上がりも大切だと思うので。
粗品：声優さん面するな（笑）。
せいや：アフレコは“かみなりじじい”の声を何パターンか撮って、一番ふさわしいものを選んでもらいました。かみなりじじいって本当に可愛らしいキャラクターなので、今度かみなりじじいだけのスピンオフが出来るらしいです。
粗品：出来るか！ でも本当に2人とも良いキャラクターなので楽しみにしてください。
――「かいけつゾロリ」シリーズって、子供にはもちろん、大人にもささるメッセージの宝庫で、Twitterもよく話題になっています。改めて「かいけつゾロリ」の魅力をどんな所に感じていますか？
最高の寝心地 pic.twitter.com/hrAVebtJkw
— かいけつゾロリ ポプラ社公式 (@zororizz) November 19, 2022
せいや：よくバズってますよね！でも本当おっしゃったとおりに、遊び心があるんですけど刺さる言葉が多いんですよね。原先生って本当に優しくてあたたかい方なので、だから「かいけつゾロリ」みたいな楽しい作品が描けるんだなと思います。僕は子供の頃、普段はふざけているけれど肝心な時にカッコ良いゾロリが大好きで憧れていました。それは大人になった今も変わらないので、この映画もお子さんと観に行った大人の方が夢中になってしまうのではないかと思います！
――ありがとうございます！最後に、お2人がお互いと過ごして感じる「まじめなところ」、もしくは「ふまじめなところ」を教えてください。
せいや：粗品は絶対に遅刻しないんですよ。僕もしないですけれども、時間通りや少しはやめに来ても絶対に粗品が先にいる。2人のネタ合わせでも粗品より僕がはやくきたことってなくて、それは本当にすごいなと思います。
粗品：必ずカラフルな靴を履いてくるところ、髪型を一生懸命セットしているところがまじめやなって思います。ふまじめなところは…すみません、作品のこと以外は解答出来ませんので。
せいや：堅物か！
――（笑）。今日は本当に素敵なお話をありがとうございました！
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撮影：オサダコウジ
(C)2022 原ゆたか／ポプラ社，映画かいけつゾロリ製作委員会
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