【広島の旅】 県民もなかなか食べられない幻の和牛「比婆牛」その味いかに?

「広島和牛」をご存じでしょうか。

実はその歴史は古く、現在の広島県三原市久井町は「杭の庄」と呼ばれ、伯耆国(鳥取県)大仙市、豊後国(大分県)浜の市と並ぶ「日本三大牛市」の1つでした。その後、「たたら製鉄」で大量の木材を運ぶのに馬より足腰が強い牛が利用され、その牛たちが食用の和牛に転用されました。これが日本最古の4大血統の1つ「比婆牛」です。

0033

比婆牛は広島でしか食べられないだけでなく「すっきりとした脂と赤身の美味しさ」が特徴。超希少なため、首都圏に出回ることは極めてまれ。

しかも、広島県民もなかなか食べる機会がないと言われます。比婆牛の地元、広島県北東部の庄原市でしか出会えない、お盆と正月に食べる特別な和牛です。

広島市内の高級和食店「肉割烹 まさ㐂」(まさき)で提供する比婆牛の料理。これを今回、特別に味わってきました。

0009

秋らしい菊花を添えた比婆牛の前菜から始まり、比婆牛のヒレの飯蒸し、比婆牛のサーロインと煮穴子の広島菜焼きと続きます。穴子と広島菜は、広島の特産品。

そして、比婆牛で特に希少な箇所である「ランプ」「マルシン」「ヒレ」を使った肉寿司の盛り合わせ。高級和牛を寿司で食べるというぜいたくさは、何物にも代えがたい体験と言えるでしょう。脂と赤身のバランスが絶妙で歯ごたえよく、後味すっきりで胃もたれしない食べやすさでした。

0046

すっきりとした味わいは、日本酒だけでなく白ワインとの相性も抜群とのこと。広島は日本有数の酒処でもあり、和牛とお酒を一緒に楽しみたい人にもうってつけと言えます。

0068

和牛というと、ステーキや焼肉などで食べるイメージがあるものの、「肉割烹 まさ㐂」では、主に冷製料理で提供しているのも特徴。あえて冷製料理で味わうことで、より肉の味、比婆牛の美味しさが堪能できます。

広島でぜひ食べたいご当地料理として「比婆牛」、おすすめです。

0006
「肉割烹 まさ㐂」

https://www.nikukappoumasaki.com/

ひろしま公式観光サイト「Dive! Hiroshima」

https://dive-hiroshima.com/

(Written by A. Shikama)

  1. HOME
  2. エンタメ
  3. 【広島の旅】 県民もなかなか食べられない幻の和牛「比婆牛」その味いかに?

Nicheee!(ニッチー!)

テレビ番組のリサーチャーによる情報サイト。 テレビ番組におけるネタ探しのプロが蓄積された知識とリサーチノウハウを武器に、芸能、雑学、海外、国内ご当地、動物など多岐に渡るジャンルをテレビ番組リサーチャー目線で発信しています。

ウェブサイト: http://www.nicheee.com/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

記事ランキング