【広島の旅】地元ガイドと「被ばく遺産」を電動自転車で巡るピースツアー

広島市内の観光で「原爆」は欠かせません。修学旅行や遠足で、また社会人になってから、原爆ドームや平和公園などを訪れたという人も多いのではないでしょうか。

原爆投下からもうすぐ80年。その広島の街には、現在も「被ばく遺産」が市内各地に点在しています。1つ1つを巡ろうとすると、その移動距離を歩くのはなかなか大変です。

広島に残る被ばく遺産を地元ガイドと自転車で巡るツアーがあります。電動自転車なので移動もラクラク。2016年からスタートし、当初は訪日外国人旅行客向けで人気だったのが、ここ数年は日本人の参加者も増えているとのこと。

地元ガイド曰く「ガイドブックに載っていない旅」がモットー。地元にある数々の“ストーリー”を紹介しつつ、戦前・戦中・戦後の広島を自転車で巡りながら、スポットごとに丁寧に紹介してくれます。

ツアーは、平和公園から徒歩でスタート。原爆ドームのかつての姿の写真と見比べつつ、原爆が投下される前後を分かりやすく紹介してくれます。

その後、電動自転車に乗り、千田町、御幸橋、京橋川などを巡っていきます。途中、広島電車の車庫への立ち寄りも。

今でこそカラフルなラッピング列車が多い、広島電鉄の路面電車。これもツアーを通して聞いてから見えると、その歴史から考えさせられるものがあります。

広島の原爆で被害を受けたエリアは、かなりの範囲に及びました。平和公園とその周辺はごく一握りなのが地図からもよくわかります。

戦前に栄えた広島の街、だからこそ原爆投下で狙われてしまった経緯や、一瞬で焼け野原と化した広島の街が戦後に瞬く間に復興して行き今日に至るまでを、地元ガイドから改めて聞くことができるのは、とても貴重な機会と言えます。

2時間の自転車ツアーで、改めて広島と平和を考えてみてはいかがでしょうか。

sokoiko! Cycling Tours

ひろしま公式観光サイト「Dive! Hiroshima」

（Written by A. Shikama）

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