漫画家の確認ナシで単行本発売 → 作者ご立腹 → 初版修正不可能 → 編集部謝罪
人気漫画『天国大魔境』や『木曜日のフルット』などの作者として知られる漫画家の石黒正数先生。最近は『天国大魔境』のアニメーション化が決定し、今後も石黒正数先生の注目度が高まっていくと思われる。
『天国大魔境』8巻の単行本に関してご立腹
そんな石黒正数先生が、2022年11月22日に発行された『天国大魔境』8巻の単行本に関して、かなりご立腹のようだ。石黒正数先生の確認作業を飛ばし、本が刷り上がったのだという。以下は石黒正数先生のTwitterコメントである。
<石黒正数先生のTwitterコメント>
「もうすぐ発売の天国大魔境8巻ですが、僕の確認工程をすっ飛ばして本が刷り上がってしまったため、現時点で確認したかぎり最低でも丸1ページが未完成の状態、セリフ等の最終調整もしていない状態で出てしまいます。読む分にはどこが該当箇所だか分からないと思いますが、本人は大変ご立腹であります」
「2版を待った方が良いですか?とのご質問ですが、初版が無くならない事には2版は出ないので、2版が出るとしても結構先か、下手をすると永久に出ない事も。待たない方がありがたいです」
もうすぐ発売の天国大魔境8巻ですが、僕の確認工程をすっ飛ばして本が刷り上がってしまったため、現時点で確認したかぎり最低でも丸1ページが未完成の状態、セリフ等の最終調整もしていない状態で出てしまいます。読む分にはどこが該当箇所だか分からないと思いますが、本人は大変ご立腹であります。— 石黒正数 (@masakazuishi) November 19, 2022
2版を待った方が良いですか?とのご質問ですが、初版が無くならない事には2版は出ないので、2版が出るとしても結構先か、下手をすると永久に出ない事も。待たない方がありがたいです。— 石黒正数 (@masakazuishi) November 19, 2022
2刷より差し替えた原稿になる
漫画が掲載されている月刊アフタヌーンの公式サイトにはお詫びの文が掲載されており、それによると2刷より差し替えた原稿になるという。つまり初版は差し替え前の原稿のままとなり、返品交換もしないとのこと。
<アフタヌーンのお詫び文>(一部引用)
「『天国大魔境』8巻(2022年11月22日発行)について、編集部のミスで単行本の一部ページについて著者の石黒正数さんに修正の有無の確認を取ることなく刊行してしまいました。当該のページは『天国大魔境』8巻の8ページと113ページです。単行本8巻の初版では、当該ページは雑誌掲載時の状態で掲載されております。本来単行本に収録される予定だった各ページは、文末のリンクアドレスにて公開いたします。今後の対応としましては、単行本の第2刷より当該のページを差し替えさせていただきます。なお、申し訳ありませんが単行本8巻の初版と第2刷以降との返品交換対応はいたしかねます」
アニメ作品も待たれる『天国大魔境』
これからアニメ作品も期待されている『天国大魔境』。今回の出来事は石黒正数先生にとって腹立たしい出来事になったかもしれないが、読者としては今後の活躍に期待しかない。
僕のツイッター史上まれな本気のネガツイートでしたが、書いたらここ2日鬱々としていた気分が結構晴れました。ありがとうございます。すいません。— 石黒正数 (@masakazuishi) November 19, 2022
■ご報告■この度「天国大魔境」のアニメ化が決定いたしました。これ以降、また進展などありましたら都度お知らせします。これからもよろしくお願いします。アニメ公式サイトhttps://t.co/Ya9Udu9y1t pic.twitter.com/qLo7MSj75r— 石黒正数 (@masakazuishi) October 18, 2022
(執筆者: クドウ@地球食べ歩き)
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