Netflixシリーズ「ロマンティック・キラー」梶原岳人インタビュー「恋愛作品好きもハマるポイント」「青春の思い出」

Netflixシリーズ「ロマンティック・キラー」が全世界独占配信中です。主人公は、恋愛には全く興味ナシ、大好きなゲーム・猫・チョコに囲まれた毎日を過ごす女子高生・星野杏子（CV：高橋李依）。しかし、とある理由から杏子にどうしても恋愛をさせたい魔法使いリリ（CV：小松未可子）が突然現れ、3人のイケメンとの“恋愛フラグ”を立てられまくる…！？大事な趣味を取り戻したい杏子が、“ロマンティック”な展開を“キル”しようと奮闘する、ドタバタ青春ラブコメ。

今回は、杏子に思いを寄せる速水純太を演じた、梶原岳人さんに作品の魅力や好きなNetflix作品など、お話を伺いました！

――本作大変楽しく拝見させていただきました！純太役はオーディションで決まったそうですが、「こういう演技をしてほしい」というオーダーはあったのでしょうか？

自分で考えたままにやった気がします。純太は、見た目は正統派なスポーツマンのイケメンっていう感じなんですけど、内面がすごくギャップがあるキャラクターなので、そこをすごく大事にしたいと思いました。見た目も、だんだん内面につられて可愛い反応になってきて。最近には珍しい可愛いピュアなキャラクターだなという印象です。

――収録で印象的だったことはありますか？

アフレコの段階から絵が、たくさん動くな、すごいなと思っていました。今まで、あんまり見たことがない感じで、不思議なアニメの作り方だなと。普段、コンテの場合は人間がいて軽く動きがあったりするくらいなんですけど。アフレコの段階でコンテがすごく動いていました。

――珍しい状況だったわけですね。

声を入れる側としては、すごくやりやすかったです。例えば、杏子とかリリと一緒にアクションするシーンもダイナミックに動いていて。だから、声を当てる段階から、すごく楽しかったですし、そのすごい動きが完成した作品にも踏襲されていて、見応えのあるアニメーションになっていると思います。

――収録は皆さん別々ですか？

基本的に4人一緒になって、1チームでやっていました。

――収録で印象に残っていることはありますか？

梅原さんがイケメンっていうことが…一番印象的でした（笑）司とリンクしまくるというか。実写版でもいけるんじゃないかなと思いながら喋っていました。高橋さんも小松さんもたくさん話してくれる方なので、休憩時間も楽しかったです。

――梶原さんも純太と髪型は違えど、実写でもお似合いになりそうです！

いえいえ、とんでもないです（笑）。ありがとうございます！

――本作はラブコメなのですが、ちょっと変わったラブコメというか。コメディの要素が多くて色々な楽しみ方が出来ますよね。

「ロマンティック・キラー」っていうタイトルだけ見ると、どういう作品なんだろう？って思う方が多そうですよね。最初、僕もタイトルを見た時、「バトルものなのかな？」って思ったりしたんですけど（笑）。

――すごく個性的なタイトルですよね。

ある意味、バトルではあるのかな？（笑）人間ドラマとして面白く描かれているというか。杏子って一筋縄ではいかない主人公で…。全く恋愛に興味がなくて「恋愛する気ないから！」って宣言しちゃう。なかなか、そんなキャラクターがいないと思うんですけど。彼女が主人公だからこその展開が面白いですよね。「恋愛をしないって言ってるのにどうやってさせるんだよ！」って。リリっていう魔法使いの女の子が恋愛させよう、させようと動くのですが、それが杏の思いとは反するところに進んでいくのが他には無い設定だなと。僕は恋愛アニメ、漫画、ドラマ、小説がめちゃくちゃ好きでよく見るんですけど。僕がよく知る恋愛とは全然違う方向に進んでいくので、意外性があって面白いです。

――どんな恋愛作品がお好きなのですか？

小中学生くらいから「週刊少年ジャンプ」が好きで毎週、読んでいて。「ジャンプ」って必ずラブコメ枠があるじゃないですか。『I”s』であったり、好きな作品が多くて楽しみにしていました。

――本作はドタバタでコミカルな青春物語が描かれていますが、梶原さんが学生時代、青春だったなっていう思い出はありますか？

僕も純太と同じでスポーツに打ち込んでいて、小学生から高校までサッカーをやっていたんですけど。地方遠征とか、みんなで合宿に行って一緒に大部屋で布団を敷いてチームメイトと皆で寝てというのはすごく良い思い出です。今では帰ってこない時間だなと。ずっとしょうもない話をしていたりして。その時ならではの青春だったなと思います。

――素敵なエピソードをありがとうございます。梶原さんは、アーティストとしても、ご活躍されています。音楽活動と声優活動、どんな風に切り分けてらっしゃるんでしょうか？それとも延長戦上にあるものなのでしょうか？

そうですね。延長であり、切り分ける部分でもありって感じなんですけど。どっちにも返ってくるものがあると思います。お芝居で得たものが音楽に活かせたり。逆にステージで得た緊張感、感覚とか、たくさんの人に対する向き合い方、パフォーマンスがお芝居にも経験として活かされてきたりとか、どっちも回って良い影響を与え合っている感じです。バキッと切り分けたい部分もありますけど、お互いが良い関係性で回っていくようにやっています。

――2つが上手に絡み合っているのですね。普段は、体力作りなど気を付けていることはありますか？

最近、考え始めています。練習をしたり色々なことを吸収するインプットも大事ですけど、体としても仕上げないといけないのかなと思い始めてきまして。最近、やっとトレーニングとランニングを始めました。まだ始めたばかりですが、実感として、体の声を出すということに対して、浸透の仕方が変わってきた気がするので。できる限り継続して行きたいなと思っています。それこそ、梅原さんも週に何回かはトレーニングをされているとおっしゃっていたので。

――最後に、梶原さんは普段からNetflixをご覧になりますか？

もう、めちゃくちゃお世話になってます。ずっと観ています。毎日1本、観ていて。好きだからそれがずっと続いている感じです。昨日は「オーシャンズ13」を観ていました。オリジナル作品でいうと「ストレンジャー・シングス 未知の世界」も大好きで。もう超好きで。グッズも買っています。早くシーズン5を見たいなと。今年シーズン4が終わったところだから何年後だろうって（笑）。あと「今際の国のアリス」も好きで、ドラマをきっかけで漫画を読んでみたりとか。とにかくオリジナル作品を何個、見た？ってくらい、いっぱい観ています、なので今回オリジナル作品に出演することが出来て本当に嬉しいです。

――たくさんの方が本作を楽しんでくれると思います。今日は楽しいお話をありがとうございました！

(C)百世渡／集英社 (C)Netflix
Netflixシリーズ「ロマンティック・キラー」独占配信中

撮影：オサダコウジ