日本では食べられない生肉を食べてみた「安全性の問題を考える」

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牛肉を使用したユッケやレバ刺しなどの生肉料理。日本では認められたユッケのみが販売可能となっているが、大多数の海外諸国において「牛肉の生肉は食べちゃダメ」などの法はない。

屋台フードコートテナント『ラープラップラッププリディ』

タイの首都・バンコクでは、生肉がおいしい屋台フードコートテナント『ラープラップラッププリディ』が地域住民に人気だ。かつては鶏肉や豚肉も生で食べられたという嘘か本当かわからない情報もあるが、今は牛肉のユッケとレバ刺し、半生ローストビーフなどが食べられる。

夜には空席待ちの人がいるほどの人気

巨大テント張りの屋根に複数の屋台があるフードコート。その一番奥に位置するのが『ラープラップラッププリディ』で、生肉、焼肉、煮肉、刺身などが名物のお店。15時からオープンし、昼間から大盛況。夜には空席待ちの人がいるほどの人気っぷり。

特に日本人はレバ刺しもオーダー

ここを訪れるほとんどの客はユッケをオーダーするそうで、特に日本人はレバ刺しもオーダーするとのこと。すべて牛肉で、日本では提供できない牛肉のレバ刺しも食べることができる。

さっそく牛肉のユッケ、レバ刺し、半生ローストビーフをオーダー。飲み物はコーラ。氷ももらってキンキンに冷えたコーラを飲みながら生肉を食べることにしました。ちなみに、タイの氷に当たる人は少なくないらしいので、氷のオーダーは強く推奨できない。

トロトロ食感が楽しめる仕上がり

ハッキリ言って、ウマイ。ユッケは濃厚な卵黄がマッタリ食感のユッケと混ざり合い、トロトロ食感が楽しめる仕上がり。臭み皆無。そこにあるのは旨味とコク。素晴らしいおいしさだ。

牛肉のレバ刺しも絶品で、レバーのうまみだけを抽出して塊にしたかのような、雑味皆無の品質。ここまで鮮度バツグンで旨味を強く感じるレバ刺しを他に知らない。

半生ローストビーフはやや硬めな仕上がりで、かなり歯ごたえのあるデキ。やはりこの店の本領発揮は生肉なのだなと実感。とはいえ、これはこれでうまい。

生肉を堪能した後にチムチュムでシメる

『ラープラップラッププリディ』では豚生肉に卵黄をたっぷりとなじませるチムチュムも楽しめる。その場で割った生卵を生豚肉にしっかりとなじませて、鍋に入れてしゃぶしゃぶのように食べる。

豚肉は火を通すとやや厚みが増すので、食べ応えのある食感が楽しめる。生肉を堪能した後にチムチュムでシメるのは至福の時間と言えるかもしれない。

食べる行為にはリスクも含まれる

生肉は危険だ。それは鶏、豚、牛、羊、どの肉だって危険。作り手がどこまで徹底して衛生管理と食材ルートを考えているかによって、そのリスクは増減する。しかし、どんなに徹底しても「事故」が起こりえる。

生肉、そもそも食べないのが一番安全なのだが、食べるならば、自己責任だけでなく、他人にも迷惑をかけることになることを念頭に置いておこう。食べる行為にはリスクも含まれる。

(執筆者: クドウ@地球食べ歩き)

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