ロジクール、ガラスの上でも使える高性能ワイヤレスレーザーマウス2機種を発売へ
ロジクールは、マウスセンサの性能を飛躍的に向上させた『Darkfield(ダークフィールド)』テクノロジーを搭載するワイヤレスレーザーマウス2機種を10月30日に発売します。充電式電池を採用したフルサイズの『Logicool Performance Mouse M950(以下、M950)』と、コンパクトな『Logicool Anywhere Mouse M905(以下、M905)』で、いずれも『Darkfieldレーザートラッキング』を採用。透明ガラスや大理石、アクリル塗装面など、あらゆる平面での使用が可能です。
通常のレーザーセンサのトラッキング技術は、マウスを使用する素材表面のテクスチャー(凹凸などによる反射光の変化)をセンサーが検知する能力に依存しています。このため、マウスの動く軌道上にあるテクスチャーの変化が多いほど、センサは動きを精確に測定するための基準点を特定しやすくなり、反対にガラスのように光沢ある平滑面ではそれが難しくなります。
『Darkfieldレーザートラッキング』は、ガラスのようにレーザーを通過させる面の上では2つのレーザーが使用され、ガラス表面に付着した微小な粒子や傷を拡散させた光を暗い背景の中で検出し、光の位置の変化をマウスの動きとして精確に認識するというもの。4mm以上の厚みがあるガラス上でのトラッキングを実現し、ほぼあらゆる素材の上での使用を可能にしました。
フルサイズモデルの『M950』は、右側への傾斜が指に沿ってカーブした形で自然な手の握りにフィット。長時間でも疲れにくいデザインです。親指操作のサイドボタンも4種類装備しており、アプリケーションの切り替え、ズームイン/アウトなど、よく使う操作はワンクリックで実行できます。付属のMicro-USB充電ケーブルを使用すれば、作業中にパソコンやコンセントからの充電も可能です。
コンパクトサイズの『M905』は、持ち運び時にマウスを保護するキャリングケースも付属しています。カーブした形状に手がフィットし、親指で操作できる「戻る/進む」ボタンを搭載しています。
『M950』『M905』ともに、高速スクロール機能を搭載し、ブログやニュースサイトなど縦長のウェブサイトや文書ファイルの垂直移動、そして横に長い表計算ファイルなどの水平移動の両方においてすばやいスクロールが可能。プレゼンテーションファイルや写真を閲覧するときには、『クリック・トゥ・クリック機能』に切り替えて、一枚一枚の確実な移動ができます。
また、いずれも『Unifying』にも対応しており、レシーバーをパソコン側に挿しておけば、『Unifying』対応のロジクール製キーボードやマウスを最大6台まで認識・記憶可能。『Unifying』レシーバーは、ノートパソコンに挿したまま持ち運べる超小型デザインですので、おき忘れなどの心配はありません。
『M950』の大きさはW83.5×H47.0×D128.3mm、重さは約147g(電池含む)、解像度は100dpi~1500dpi(100dpi刻みで設定可能)、『M905』の大きさはW63.0×H34.5×D90.5mm、重さは約125g、解像度は1000dpiで、いずれも操作距離は約10mです。『ロジクールオンラインストア』での販売価格は、『M950』が1万2800円、『M905』が8980円(いずれも税込み)です。
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京都在住の編集・ライター。ガジェット通信では、GoogleとSNS、新製品などを担当していましたが、今は「書店・ブックカフェが選ぶ一冊」京都編を取材執筆中。
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