サンゴでできた奇跡の島「喜界島」のフェアが、日本橋で開催!
鹿児島県・喜界島の魅力を発信する「喜界島フェア」が、9月23日(金)〜25日(日)の期間、東京・日本橋の「離島百貨店」にて開催される。
世界でも類がない隆起サンゴ礁の島
鹿児島県本土から南に約380km、奄美大島の東25kmに位置し、太平洋と東シナ海のぶつかる東経130度00分の洋上に浮かぶ喜界島。島の大半が隆起サンゴ礁で、今でも年間平均2ミリのスピードで隆起し続けているというのは、世界でも類がなく、学術的にも貴重だ。まさに、地球のダイナミックな躍動が作り上げた「奇跡の島」と呼ぶことができる。
真っ白な砂浜が続くサンゴリーフに囲まれたビーチや、樹齢100年を超える巨大ガジュマル、どこまでも広がるサトウキビ畑、
目にも鮮やかなハイビスカスやグラジオラス、その周りを美しく舞うオオゴマダラなどたくさんの蝶たち。喜界島で目にする雄大な光景はすべて、サンゴ礁の大地からのエネルギーによって形成され育ったものだ。
サンゴとともに暮らす島
約6,700人の島民の暮らしにも、独自の伝統文化や方言と共に、サンゴ礁文化が根づいている。例えば、海岸線の家々の垣根はサンゴの化石からできていて、海風を遮り、夏の暑さを避ける工夫がなされ、先祖からの伝統技法を今なお継承している。そのほかにも、道を照らす灯篭にサンゴが使われていたり、サンゴの化石をご神体として祀る集落もある。
さらに、喜界島には、日本で唯一、サンゴ礁の研究に特化した「喜界島サンゴ礁科学研究所」がある。高校3年間、喜界町が指定する寮に入り、鹿児島県立喜界高等学校に通いながら同研究所で島をフィールドにさまざまな分野を学ぶ「サンゴ留学」制度も設けられている。
また、サトウキビの栽培に適する弱アルカリ性の土壌で、島一面に畑が広がり、サトウキビから作られる黒糖や黒糖焼酎は島の特産品となっている。国内最大のゴマの産地としても知られ、在来種である喜界島の白ゴマは、香りが非常に良いのが特徴だ。
特産品販売やトークイベントなどを実施
今回行われる「喜界島フェア」では、島の魅力資源を都市部の人に発信し、産品や食を通して“喜界島を知ってもらう”ことで島内外の人々の交流に繋げ、息の長いまちづくりを目指している。
粗糖、
炒りごま、
クラフトコーラ、
黒糖焼酎などの特産品を販売し、新商品や生産に限りがあるため都内では目にすることのできない商品もラインアップする。
また、郷土料理を楽しめる「喰い処 十兵衛」の、だし汁で食べる「鶏飯丼」も、1日30食限定で登場する。
23日(金)14:00〜15:00は、島にゆかりのある4名が“喜び感じる”スポットを紹介するトークイベント「よろこび感じる!喜界島」を開催。
登壇するのは、喜界町⻑の隈崎悦男氏、
喜界島観光大使の松井美緒氏、
シンガーソングライターの土岐宏大氏、
喜界島出身・奄美シマ唄者の牧岡奈美氏。当日はオンライン配信も実施され、視聴申込を受け付けている。
25(日)13:00〜17:00は、高校進学を控えた中学生とその家族を対象に「サンゴ留学」相談会を開催する。
「喜界島フェア」で、島の魅力を体感してみては。
■離島百貨店
住所:東京都中央区日本橋室町2-4-3 日本橋室町野村ビルB1F
URL:http://ritokitchen.com/shop/nihonbashi/
トークイベント視聴申込:https://select-type.com/e/?id=3omvPTHgCeg
喜界町・サンゴ留学:https://www.town.kikai.lg.jp/kankou/ritouryugaku.html
※一部の画像はイメージ
(山本えり)
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