夏休み真っ只中、子どもたちにとっては待ちに待った楽しい時間ですが、一方で親からすれば家事・育児の負担が増えたり、課題の手伝いをしたり、何かと大変な時期ですよね。特に時間のかかる“自由研究”には頭を悩ませる親も多いはずです。女性社員の半数が子育て中のママであり、化粧品の開発・販売を行っている株式会社ランクアップ(以下、ランクアップ)では、そういった社員をサポートするため、2022年8月10日(水)に子どもたちが親の会社でできる夏休みの自由研究「廃食油キャンドル制作ワークショップ」を実施しました。
約6割のママが夏休みによって仕事への影響が出ていると感じている
ランクアップにより2022年7月に実施された30~50代以上の子どもを持つ女性を対象にした調査によると、6割のママが「夏休み期間中の休校や休園で仕事に影響が出ている」と回答。多くの働くママにとって、子どもたちの夏休みが何かしらの負担になっていることが伺えます。たしかに、学校に行っているときは作らなくていい昼食であったり、宿題を手伝ったりと、休み中は負担が増えそうですよね。特に小さいお子さんがいる家庭などは、子どもから片時も目を離せないのではないでしょうか。
活躍したい女性を諦めさせないランクアップ
そのような悩みを抱える働くママが多い中、社員の8割が女性で、その半分が子育てに励むママだというランクアップは、社員がママになっても働き続け、活躍できる環境を作るために独自の制度や福利厚生を積極的に取り入れてきました。これまで夏休みの自由研究や冬休みの書初め教室などを開催し、子どもの長期休みにおけるママ社員の負担を減らす取り組みを行っています。
今回の自由研究はSDGsなキャンドル制作!
今回、2022年の夏休みに開催した自由研究は「廃食油キャンドル制作ワークショップ」です。ランクアップ本社で夏休みの自由研究ができるだけでなく、近年注目が集まっている“SDGs”をテーマに、ママ社員それぞれの家庭から出た廃食油(使用済みの食用油)を活用したオリジナルキャンドルを制作しました。ママ社員の負担を減らしながら、子どもたちにSDGsの勉強をしてもらえるなんて、とてもうれしい取り組みですよね。
まずはランクアップ社員からSDGsの講義と講師による事前説明。積極的に手を上げて質問をしたり、相槌を打ったりと思いのほか真剣に話を聞いている子どもたちに驚かされました。
キャンドル制作が始まると、その表情は真剣そのもの。みんな職人に変身したかのように夢中になって作業に取り組んでいました。それにしても、家庭から出た食用油がこんなにカラフルな材料に変化するなんて驚きですよね。
制作が始まる前は元気いっぱいだった男の子も、慎重に慎重に材料を重ねていきます。色の組み合わせは自由自在なので、子どもたちそれぞれの個性が出たキャンドルが作られていく過程も魅力的でした。
完成したものがこちら。カラフルで美しいですね。星や月の形が入っているのもとても可愛らしいです。元々が廃食油だったとは到底思えません。学校の先生もクラスの子どもたちがSDGsを学びながら綺麗なキャンドルを作ってきたら褒めずにはいられないのではないでしょうか。
ママ社員にも子どもたちにも有意義な時間に
最後は完成したキャンドルを手に持って講師と一緒に記念撮影。子どもの表情も何だか満足気です。オリジナルキャンドルは個性豊かでどれも見応えがありました。子どもたちにとって夏休みの思い出の一つになったのではないでしょうか。
今回紹介したランクアップの「廃食油キャンドル制作ワークショップ」のような取り組みは、ママ社員の負担を軽減させてくれるだけでなく、子どもたちにとっての学びや思い出の場にもなるので、とても意味のある取り組みに感じられますよね。今後のランクアップの取り組みにはもちろん、他の企業にもこのような取り組みが広まっていき、社会全体に浸透していくことが期待されます。