イワクラさん地元凱旋『蛙亭のハッピーサマーライブ』への意気込みは?「10年を振り返って」や「推し」についても聞いてみた!

人気お笑いコンビ「蛙亭」がコンビ結成10周年を記念し、8月13日(土)にイワクラさんの地元・宮崎県小林市にて凱旋ライブ『蛙亭のハッピーサマーライブ』を開催します。

ゲストには、とろサーモン、ニューヨーク、ZAZY、空気階段、更に大阪からロングコートダディ、ニッポンの社長、マユリカなど、蛙亭と仲の良い豪華メンバーが勢ぞろい! 更に今回は各組のネタのみならず、蛙亭が脚本を担当し、メンバー全員が出演するユニットコントも披露。現地に行けない方むけに、FANY Online Ticketにて配信チケットが発売中です。

蛙亭のイワクラさん、中野周平さんのお2人に、ライブへの意気込みや、10年を振り返って、お話を伺いました!

イワクラさんの“超地元”、思い出の場所でのライブ開催

――『蛙亭のハッピーサマーライブ』はとても豪華な内容となっていますが、まずどんな所から企画がスタートしたのですか?

イワクラ 10周年なので「10個色々なことをやってみよう」と作家さんが考えてくださって。その中で、もともと「仲良い人と宮崎でライブしたい」という想いがあったので実現していただいた形です。本当だったら宮崎市内の方が来やすいかなと思ったんですけど、せっかくの記念ライブなので、超地元を選ばせてもらいました。

――本当に生まれ育った場所なんですね。

イワクラ はい。この会場は自分が中学生にピアノの発表会をやったところで。あと、映画『千と千尋の神隠し』の上映を観た場所でもあって。映画館が無いので、町中の人たちが集まって、あの会場で『千と千尋の神隠し』を観たんです。

――超地元での開催は、ご家族、お友達もびっくりされませんでしたか?

イワクラ 「すごいね!」って。「メンバー豪華すぎるね!絶対行くわ!」って言ってくれて。めちゃくちゃ豪華なメンバーなので。

中野 宮崎県は昨年末に初めて行って、小林市は初めて行くので、イワクラさんの生まれ育った街を見れるのが楽しみですね。

――ファンの方からも反響があったのではないでしょうか。

中野 僕、DM全開放してるんですけど。

イワクラ あはは(笑)なんで。

中野 「ライブチケット取りました」とか「楽しみです」とか言ってくれてますね。ファンの方もそうですし、こっちで知り合った人とか、わざわざ宮崎まで来てくださるって言ってくれてたり、ありがたいです。

「宮崎県にあるもの、人を含めてZAZYが一番派手なんじゃない?」

――出演する皆さんは、もともと仲良しで交流がある方ということですが。

イワクラ まず、「とろサーモン」さんは宮崎出身のつながりがあって。「ニューヨーク」さんは先日、極楽とんぼの山本さんのライブに一緒に出させてもらいました。しかも宮崎がめっちゃ好きで。「ライブあったら呼んでな」って言ってくださっていたので。「空気階段」は同期ですし。「ニッポンの社長」さんは、ずっと大阪でユニットライブをしていて、めちゃくちゃ面白くて尊敬している先輩です。

中野 「マユリカ」さん、僕は中谷さんと会えばハグするくらい仲良しです。ZAZYさんも大阪時代から一緒で東京に行ってからも仲良しで。大好きな先輩ばかりです。

――コンビの芸人さんだけじゃなくてZAZYさんもいらっしゃることで違う盛りあがりがありそうですね。

イワクラ めっちゃレア。宮崎でZAZY見れるって。

――(笑)

中野 いちばん派手なんじゃないですか?宮崎県にあるもの、人を含めて。

――興味で聞いてしまいますがZAZYさんって、私服も派手なんですか?

イラクラ 私服めっちゃオシャレです。柄に柄とかね。

中野 黄色に柄のズボンとかシャツとか。

イワクラ すごい。ZAZYしか着れないよね。

中野 うん。似合ってますよね。ただ、ヒールは脱いでるので小さいんですよね。普段がすごくでかいので、ちょっと小さく見えますね。

――空港からお目立ちになりますね(笑)。

中野 荷物が多いからね。羽がでかいので。

――そんな豪華な皆さんにむけて、イワクラさんが脚本・コントを書かれるんですね。

イワクラ そうですね。まだ出来てないですけど(※取材時)、宮崎ならではの地元ネタを入れたいなって思ってます。みなさんの性格を知ってるので、うまく生かせたら良いなって思います。

聖地巡礼にも!イワクラさんおすすめの地元グルメ

――中野さんは小林市で、やってみたいことはありますか?

中野 宮崎にはカレーとかチキン南蛮とか美味しいものもいっぱいありますし、「のじりこぴあ」とか、蛙がいっぱいいる場所があるそうなので行きたいです。絶対ごはんだけは食べて帰ろうと思ってます。(イワクラさんの)おすすめのうどんがあるそうなので。

イワクラ 空港の近くに「山椒茶屋」という、うどん屋さんがあるんですけど、私がお腹の中にいる時からお母さんが食べていて。私も栄養として生まれる前から「山椒茶屋」のうどんを食べてたので。めっちゃ新鮮な野菜が食べ放題で、採算度外視で健康のことも考えてくれていて。サラダバーもあるし、おでんは一個100円で、めちゃくちゃ美味しいです。

――そこでうどんをいただくのは、ファンにとって聖地巡礼ですね!おすすめのお土産はありますか?

イワクラ 地鶏は持ち帰りやすいパックのやつでもすごく美味しいです。あとは、チーズ饅頭。よくお父さんが送ってくれるのですが、ライブ会場の近くで買えるので、ぜひ。

10年を振り返る。「実感がなくて、1年目の人と同じ感覚です」

――10周年記念のライブとなりますが、この10年間を振り返っていかがですか?

イワクラ 早かったです。正直、ぎゅっとしたら2年くらいしか頑張ってないんじゃないかな。10年経っちゃっただけで、2年も頑張ってないかもしれない…。

中野 2年、本気で走り続けた人と、僕らの10年は同じくらい。

イワクラ 続けてこれたけど、“質”で言ったら、めっちゃスカスカかもしれない…。

中野 NSCに入って、劇場に入って、コントするようになりました。で、上京って。結構どれもあっという間で。上京まで9年くらいあるんですけど、思い返したら一瞬くらい。

イワクラ 一瞬すぎて怖いです。

――上京してからは特に早そうですよね。

イワクラ 本当に。さらに加速しましたね。10年という感覚が無いので…。お笑い1年目の人が「おはようございます!」みたいな感じで挨拶してきて、めっちゃ緊張してると思うんですけど、私からしたら1年目の人と同じ気持ちなのでビックリします。

――若手の方からしたら憧れの先輩だと思います。

イワクラ そういうこと言ってもらえるのが信じられなくて。4、5年前の賞レースを観ていました!とか、「私たちちゃんと、やってたんだ…」って人から言われて気づくみたいな。自分たちでは、ちゃんとやってた記憶がないんですけど(笑)

――それこそ、蛙亭さんに憧れて芸人を目指す方もいらっしゃいますよね。

イワクラ 言われたことあります。

中野 たまにね。お手紙をいただいたりとか。「来年、NSC入ります」ってDMいただいたりとか、ありますね。

イワクラ 信じられない。

中野 いつか一緒にできたら嬉しいです。運命的なものを感じます。

――共演出来たら素敵ですね! 10年を振り返って、どこがターニングポイントでしたか?

イワクラ 東京に行くきっかけなので、3、4年前だと思います。キングオブコントの準々決勝を東京で受けてみようってなって。お金が無かったので、同期の「なにわスワンキーズ」と夜行バス乗って朝ついて。5人で軽トラを借りに行って、先に来てた同期の「トニーフランク」の家に小道具のベッドを借りに行って、軽トラに乗せて、中野さんが運転して会場まで行って。

その時に初めて準決勝までいったんです。そこで「めっちゃウケた、東京の方が良い」って言う手応えがあったわけじゃなくて、「これ、早めに東京に来ておいた方が良いな」って思ったんです。どうせ東京に来ることになるから、場所にも慣れておきたいしっていう。コントで優勝することしか考えてなかったので、早く東京に行きたいなと思って。結構すぐ決めました。

中野 イワクラの「東京に行こうと思う」という発言から始まりまして。その年のキングオブコントが全部おわって。準決勝がダメで、「また来年、頑張ろう」っていうタイミングで。「いつか行こう」と漠然とは思ってたんですけど。半ば無理矢理に飛び込んだ感じです。

――ちなみになのですが、東京を軽トラで運転するの、大変じゃなかったですか?

中野 怖かったですね!もともと僕、車を持ってないですし。今も年に1、2回、奥さんとフルーツ狩りにいく時に運転するくらいなので。

イワクラ 大変でした。めっちゃ下手で…。

中野 ふふふ(笑)

イワクラ 出来るって言ったから任せたのに。ヤバかったよ、本当に。ぶつけそうになるし。

中野 本当は僕、運転したくなかったんですけど、イワクラさんが免許更新を忘れてて失効してて。更新してたらイワクラさんにお願いしてたんですけど。

イワクラ めっちゃクラクション鳴らされて。ブーって!

――大変ですよね…交通量が多いですから。中野さんにとって、ターニングポイントはどこでしたか?

中野 上京とかキングオブコントはもちろんなんですけど、今やっているネタの雰囲気が出来上がったのが5年前くらいで、その時ですかね。小道具で置いていたTシャツを着たら、イワクラさんに「めちゃくちゃおもろいな、そのTシャツ」って言われて。あ、そうなんだと思って。それで僕がふざけるのが楽しくて。あのTシャツに出会ってなかったら、このスタイルが生まれてないので。

――まだお持ちですか?

中野 はい。1軍であります。

――“蛙亭展”をいつかやって飾っていただきたいです。

中野 ショーケースに飾りたいですね。

「無敵」イワクラさんが尊敬する中野さんの良いところ

――お互い「相方で良かったな」と思うところは、ありますか?

イワクラ (中野さんは)すごく無敵なので。落ち込まないし、頼もしいです。ネタで滑っても落ち込まないので。ネタを飛ばした時に、「さっき飛ばしてたやん」って言っても、「俺、さっき飛ばしてたよな!」って元気に言われるんです。対極の人間です。

――すごいですね(笑)!

イワクラ そういうところが、めっちゃ面白いし、一緒にいて救われます。こいつ、アホやな〜って笑っちゃうんです。ムカつく通り越して笑っちゃうので、すごく尊敬しています。

――中野さんは誤魔化したりしないっていうのが素敵ですよね。

中野 そうですね。飛ばして、「飛ばしてたな」って言われて、「そうだよね」という。

イワクラ 普通は謝るんですけど、その感覚とかも無くて。悪いことじゃないって私に思わせてくれて。

中野 ふふふ(笑)

イワクラ 「元気を出せよ」って違う角度から攻めてくるので勉強になります。人として一つ上を見ているというか。

――中野さんから見てイワクラさんは?

中野 いちばん最初にコンビを組んだきっかけは、NSCの中で大喜利を発表する時間があって、そこで面白くて(イワクラさんに)声をかけたんですけど。その時の自分は正しかったんだなって思う日々ですね。作ったネタを見て「うわあ、やるなあ。さすがだな」って思う時があるので。

――逆にお互いに、ここは直して欲しいっていうのありますか?

イワクラ 本当に不潔というか…。なにかを食べた後にネタをするので、歯にネギを挟みながらシリアスなコントをすると、目が行っちゃうんですよ。鼻毛が出てるとか…。気になっちゃって。私も一回、ギリギリで、ごはん食べちゃってミスしてしまったことがあるんですけど。そしたら、すぐ指摘してきて。

中野 本番3分前にカップヌードル食べるから、めちゃくちゃでっかいネギが歯についてて。僕はついてて良いけどイワクラが付いてたら、ねえ。

イワクラ 私、その一回だけなんですけど、終わった後、「あれは流石にお客さんに見えとったと思う…」って、大ごと感だしてきて。普段は私がカバーしてあげているのに。

中野 歯全体が緑でしたもんね、もう。挟まってるとかじゃなくて。

――中野さんは、イワクラさんに直して欲しいところありますか?

中野 機嫌が悪いわけでは無いのに、話しかけると「ああ?」とか「何が?」みたいに言われることがあって。さっきまで先輩とめちゃくちゃ楽しく話してて、機嫌もいいはずなのに。もうちょっとフレンドリーにしてくれたら良いのにって。

――お2人の関係的に、無理に表情を作らなくて良いから、というのもありますよね。

イワクラ それは、めちゃくちゃあります。それプラス、中野さんが考えてないことを考えている時に喋りかけてくるので、「邪魔すんな!」と思って。

中野 (笑)

イワクラ お前が考えてない時にこっちは考えてるんだから、頼むから話しかけてこんでくれって思って。

中野 (笑)普通の会話なのに。反抗期の娘みたいな感じです。

イワクラ めっちゃウザくて。察しろよと思って。

「創作意欲が湧いてくる」蛙亭の推し活事情

――ここからはお2人の推しや好きなことについてお聞きします。イワクラさんは、「SnowMan」のファンクラブに入ったそうですね。

イワクラ 入らせていただきあmした。好きになる前に2回、共演させてもらって。ハマってからも1回、共演させてもらいました。たまたまYouTubeで見た動画がカッコ良すぎて「すげえ!」と思って。そういえば、中野の奥さんがSnowManめっちゃ好きだったなって思って、すぐ連絡したら、色々なおすすめの動画を送ってくれて。「CDまとめて買っときますよ!」って、すぐ用意してくれて。

中野 僕と奥さんよりも、イワクラさんと奥さんの方がLINEしていると思います。

イワクラ ジャニーズの方ってエンターテイメント性がすごいので、見ているだけで創作意欲が湧くんです。一気にハマっちゃいました。

――そうすると、逆に共演する機会があったら緊張しちゃいそうですね。

イワクラ そうなんですよ。好きになった後にご一緒させてもらうのは失礼だと思って、断ろうと思うこともあります。すごいなっていう尊敬が一番の気持ちです。歌もダンスも演技もモデルも出来て…出来ないこと、何も無いじゃんって。マジ勘弁って思って。出来ないこと、なんにも無いんだよ。ヤバくない?

中野 マジ勘弁…! 今日はこの後バルーンを買いに行くんです。奥さんの推しの佐久間さんが明日誕生日なので(※取材時)。

――素晴らしい推し活ですね!中野さんは、推しいらっしゃいますか?

中野 僕は中川翔子さんが学生の時から好きで。握手会に行って「芸人になって共演できるように頑張ります」って一方的に言って。その時にファンクラブを辞めました。ファンじゃなくて共演するぞという気持ちで。去年、共演させてもらって、想いを伝えて、その日の夜にファンクラブに入り直しました。

――すごい。中川さんも感動していたんじゃないですか?

中野 「ありがとう」と言ってくださって。僕が号泣しちゃって…。

イワクラ 隣にいたんですけど、めっちゃ泣いてて。うわ、泣きよった、と思いながら。マネージャーさんについて来てもらって、楽屋まで行って「すみません、サインください!」って言って、サインをもらってまた号泣して。

――中川さんは最近写真集が話題ですよね。

中野 はい!『ミラクルミライ』買いました。

――推しがいると生活に張り合いが出ますよね!蛙亭のファンの皆さんも8月15日までも楽しみですし、当日はたくさん元気をもらえると思います。今日は楽しいお話をありがとうございました!

撮影:オサダコウジ
※黒板のイラストは中野さん直筆です!

オンラインチケット発売中!
「蛙亭のハッピーサマーライブ~ぬきもぬきでひんだるいかもしたんどんそげなこたしたん!こけこんか!!いくとがのさんちな。じゃれば家で見っくんやい!~」

1,800円(税込)

◆配信日時
8/13(土)配信開始18:00 配信終了20:00
※見逃し視聴は8/15(月)18:00まで
※チケットの販売は見逃し視聴終了日の昼12:00まで
◆出演者
蛙亭、とろサーモン、ニューヨーク、ロングコートダディ、ニッポンの社長、マユリカ、ZAZY、空気階段

https://online-ticket.yoshimoto.co.jp/products/kt-happysummerlive-ol [リンク]

藤本エリ

映画・アニメ・美容が好きなライターです。

ウェブサイト: https://twitter.com/ZOKU_F

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