球宴で162キロ!「大谷と並んだ」ロッテ・佐々木朗希の「宿題」とは
夢舞台で躍動した。「マイナビオールスターゲーム2022」第2戦(松山)が27日に行われ、全パが2ー1と連勝した。注目は全パ先発のロッテ・佐々木朗希投手(20)。令和の怪物がセ・リーグ屈指のスラッガーにどう立ち向かっていったのか。
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注目のマウンド。球場にどよめきが走ったのは初回、一死無走者の場面で迎えた巨人・ウォーカーの打席だった。自身7球目に投じた投球が162キロを計測。球宴では14年に大谷翔平が記録した日本人最速記録に並んだ。
「160キロがとりあえず出てくれてホッとしています」と笑顔。マメがつぶれて約1か月ぶりとなった実戦マウンドでファンが期待した剛速球を披露した。
一方、結果には納得がいかなかった。この日は最速162キロの直球をウォーカーに中前に運ばれたのを皮切りに、山田、村上にも連打を許した。球宴の場ということでバッテリーを組んだ松川が直球主体の配球を選択したが、一死満塁のピンチを招き、佐藤輝の打席で変化球を「解禁」。フォーク、カーブをとりまぜて、佐藤輝は犠飛、大山を中飛に打ち取り、お役御免となった。1回を3安打1失点。
「変化球投げたかったんですけど、サイン出なくて。松川のせいで打たれました」。冗談交じりに女房役をいじりながらも充実の表情を浮かべた。
160キロ超の剛速球を持ちながら、すべての打者を抑えられるわけではない。投球にとって大事な「緩急」の大切さをこの大舞台で再認識できたことも大きかった。
全セを率いたヤクルト・高津監督からは「(佐々木朗は)目では追いつかないスピードになってきている。どんどんそういう選手が出てきてほしい」とエールを送られた。ほかの先輩選手とも交流するなど、球宴ならではのお祭りムードを満喫した。
勝負の後半戦に向けては「後半戦は1回も抹消せず、最後まで投げきれるように頑張りたい」と腕をぶした令和の怪物。首位から5位まで2・5ゲーム差とまれにみる混パとなっている状況で、自身の投球でチームを勇気づけるつもりだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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