サッカー・Jリーグは「代表ウィーク」で、しばらくお休み。その間にイベントを行うJリーグのクラブもある。J1のセレッソ大阪は2022年7月17日、ファン感謝デー「真夏のセレ祭り」を、大阪市のヨドコウ桜スタジアムで開催した。
サポーターにとって、ファン感謝デーは選手を最も身近に感じられる1年で最も楽しいイベントである。だが近年、どのクラブも新型コロナウイルス禍でオンラインでの実施が相次いだ。
セレッソでは、リアルでの開催は3年ぶり。快晴のイベント日和となったこの日、開始と同時に、大勢のサポーターがスタジアムに集まった。
ピンクの法被を着た選手たち。その選手のプライベートなどが生で聞けるトークショーをはじめ、ピッチ上ではさまざまなテーマで選手を「格付け」するランキング大会、三輪車などに乗る障害物競走などが行われた。試合とはまた違う歓声も。
また、普段は立ち入ることができないロッカールームの見学なども行われた。ユニフォームが掲げられたところで推し選手のグッズと一緒に撮影したり、照明を暗くするとセレッソのカラーになる様子などを見て熱心に写真を撮ったりするサポーターの姿も見られた。
また、スタジアムの外では、チームのレジェンドである元日本代表、セレッソ大阪の森島寛亮社長がサポーターと記念撮影に応じていた。ずっと長い列ができ、暑い中でもずっと笑顔で対応してサポーターもとてもうれしそうだった。
その他、選手から直接、自分のグッズにサインがもらえたり、選手たちが乗るチームバスの内部も見学できたりと、サポーターにとって特別なイベントが盛りだくさん。チームのマスコットキャラクターの「ロビー」「マダム・ロビーナ」も登場してファンサービスも。
前日の「大阪ダービー」で、チームが逆転勝利したのもあり、その勢いで盛り上がる中での開催。会場は、選手もサポーターも、終始明るい雰囲気だった。
代表ウィークが明けるとJリーグ公式戦が再開する。上位に位置するリーグ戦とともに、ルヴァン杯、天皇杯もタイトル獲得の可能性が残っている。サポーターの前で、今後も勝利を目指すことなどを高らかに宣言していた。
ちなみに、今回のファン感謝デーは「入場無料」だった。一部のみファンクラブ限定、事前申し込みで有料のプログラムもあったものの、スタジアムに入ることができ、外には屋台も並んでいた。真夏しかも日中の開催でとても暑かったが、いたるところに冷風機なども設置してあった。
サッカーという枠を越え、誰でも気軽に訪れて楽しめるイベント。我が町のクラブでもしあれば、ぜひ参加してみてはいかがだろうか。
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(Written by A. Shikama)