【令和時代のブランド選び】SDGsの取り組みから選ぶクレジットカード
SDGsが叫ばれる昨今、消費者にとっては、サステナブルな視点もブランド選びの重要な基準の一つとなっています。クレジットカードも同様で、選べるものなら自分の考えにあったブランドにしたいもの。各社が力をいれているSDGsの取り組みや社会活動を知ることで、それぞれのブランドイメージが見えてきます。
■食をはじめとした文化活動への支援を行うダイナースクラブ
ダイナースクラブの名は、「食事を楽しむ人(ダイナー)のクラブ」からきています。「食」に起源をもつダイナースクラブは、食を育んできた文化、地域、担い手にまで目を向けて、持続可能な未来のための活動を推進しており、2022年度は、今までの活動をさらに進化・深化させたSDGsに取り組むことを発表しました。
「ごひいき予約.com」というサービスでは、予約の取りづらい有名店を含む優良飲食店で生じたキャンセル席を、ダイナースクラブが会員へ紹介し、失われかけた食事の再活用を通じて食材や労働力のロス削減につなげています。
また、フランス料理をもっと気軽に楽しむことを⽬的としたグルメイベント「ダイナースクラブ フランス レストランウィーク」を2011年の日本初開催からサポートしています。今年の開催期間は9月23日~10月16日。「サステナブル」と「日本の食文化」にスポットをあて、子どもから大人まで参加できる特別イベントも開催されます。
その他にも、京都・醍醐寺の伝統文化、文化財などの保全を目的とした修復プロジェクトの支援や才能ある若手音楽家に上質な演奏の機会を提供する目的で東京藝術大学とのアーティストサポートプログラムなど文化的な活動を行っています。アーティストサポートプログラムの一環として、毎年秋に開催しているスペシャルコンサートは、今年は10周年を記念した特別な内容で開催予定です。
ダイナースクラブと考えるSDGs:https://www.sumitclub.jp/ja/corporate/sdgs.html
■自然災害の復興支援やハワイへの貢献が特徴的なJCB
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JCBは、国内外の自然災害に対する復興支援やハワイへの貢献など、日本発唯一の国際カードブランドならではの社会活動を展開しています。
2011年より10年間にわたり「『5』のつく日。JCBで復興支援」を実施し、東日本大震災などの自然災害の復興に取り組む団体を支援してきました。そして、震災で両親を亡くした子どもたちのために、奨学基金を設立し、震災発生時の未就学児が高校・大学などを卒業するまでの長期にわたり、応援を続けています。
また、日本人に人気のあるハワイへの貢献も特徴です。浮世絵などアジアの美術品を多数保有するホノルル美術館への支援や、温室効果ガス(GHG)排出量削減に寄与する取り組みの一環として、ハワイ州観光局が進める「マラマハワイ」の啓蒙活動への協力のほか、ハレプナホテルとの共同企画「ノースショアの森を育てる植樹プラン」の実施を通して、ハワイの環境保全活動に貢献しています。
そのほか、インドネシア森林保全、ミャンマーの学校校舎建設などアジアへの支援も行っています。
ノースショアの森を育てる植樹プラン:https://www.halepuna.jp/reforestation/
■世界規模での平等な経済活動の実現と地球を守ることを目指すVISA
電子決済のパイオニアとして業界をリードするVISAは、ブランド力、業界での影響力、発言力を活かし、「世界をより良い場所にすること」をミッションに、世界の誰もがどこでも享受できる公平で持続可能な経済成長の推進に取り組んでいます。
経済的不平等に対処するために、銀行口座を所有できていない人たちや、女性、有色人種、LGBTQ+など、金融システムから疎外されてきた人々やこれまで十分なサービスを享受できていないコミュニティを助成・支援し、各地の地域経済をサポートしています。
また、地球を守る重要性を認識し、自社の事業や商取引全体においてサステナビリティを推進しています。例えば、事業活動においてカーボンニュートラルを達成し、100%再生可能な電力へと移行しました。そして現在は、サステナブルな商取引を推進し、緊急を要する気候変動への対策と低炭素経済への移行のサポートに取り組んでいます。
この記事では、クレジットカードの3ブランドを紹介しましたが、クレジットカードのブランドに限らず、さまざまな企業が精力的にSDGsの取り組みや社会貢献の支援を行っています。消費者もサステナブルな観点をもったブランド選びが重要になっているのではないでしょうか?
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