『炎のデス・ポリス』ゲス野郎3人に立ち向かう新米警官を熱演! アレクシス・ラウダーに聞く「私の能力を信じてくれたジェラルド・バトラーへの感謝」
ジェラルド・バトラー主演、『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』『スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい』で知られるジョー・カーナハン監督の最新作『炎のデス・ポリス』が7/15(金)より TOHO シネマズ日比谷ほか全国ロードショーとなります。
本作は腹の探り合い騙し合いの果てに壮絶な大銃撃戦による殺し合いが行われる、砂漠の小さな警察署が一夜にして戦場と化すバイオレンス・アクション。無数の銃弾の嵐が飛び交い、地獄の業火が燃え上がり、警察署そのものが“戦場”と化していく!今夏、史上最高にして最凶のクライム・エンターテインメント。
物語の主人公にして冷酷非情な殺し屋ボブを演じるのはジェラルド・バトラー。手練れの詐欺師テディにマーベル・シネマティック・ユニバースのブラック・ラムロウ/クロスボーンズ役で知られるフランク・グリロ、狂気のサイコパス・アンソニーを『ゴースト・バスターズ』(16)、『ハロウィン』(18)のトビー・ハス、この3人がゲス野郎として登場します。そして紅一点、小柄で華奢な外見からは想像もつかないガンプレイを披露する新米警官・ヴァレリー役には『ハリエット』の若手女優アレクシス・ラウダー。
アレクシス・ラウダーさんのオンラインインタビューが実現したのでご紹介します!!
――本作の脚本を読んだ時の感想を教えてください!
まず最初に、素晴らしい脚本だと思いました。なぜかというと、女性のキャラクターがかなりリアルに描かれていて、男性社会である警察署のなかであっても私が演じるヴァレリーは負けずにチームの一員として楽しんでいるキャラクターとして描かれていることに感動しました。また、彼女はすごく経験値が高いけど、分からないことがあれば知ったかぶりはせず謙虚に聞くところなども、本作のストーリーの中でヴァレリーという存在がしっかりフィットしていて、感銘を受けました。
そして、脚本を読んだ後に、監督であるジョー・カーナハンが本作の脚本を書いたということを知ったので、とても驚きました。さらにフランク・グリロやジェラルド・バトラーと共演することを知ったときは、とても驚きましたし、とても嬉しかったです。
――ジェラルド・バトラーというスターとの共演になりました。撮影で印象的だったことはありますか?
彼はとても私のことを信頼してくれたと思います。私は他の共演者の方に比べたら、誰よりも新人でしたが新人扱いはなかったですし、私から質問があったときも彼の知識や経験から喜んで答えてくれました。また、彼は私の能力を信じたうえで、私の能力に対して自信を持っていてくれたんです。また、それは彼だけではなく他の方も私のことを信頼して、私を作品づくりの一員として扱ってくれたことは、一番の良い思い出です。
――たくさんの監督作品、脚本作品があるジョー・カーナハン監督ですが、ヴァレリーという役柄を演じるにあたって、何か監督からオーダーはありましたか?
オーディションテープに自分の解釈のヴァレリーを入れて送って、その後にコールバックをもらったときは、あんまりメモがついてこなかったんです。そして、実際に現場で撮影しているときは監督がすごく私のことを信頼してくれていたんです。例えば、私のほうから疑問に思ったことを監督に質問した時も、彼のほうから「君ならどうする?」「君がヴァレリーだったらどうすると思う?」というふうに質問で返されたんです。もちろん私なりの答えはあったんですが、自分の意見を監督に伝えて、その意見を作品に取り入れてもらうチャンスがあったということは、すごくラッキーで、とてもありがたいことだったと今でも感謝しています。
――ワンシチュエーションの作品ですが、ワンシチュエーションならではの面白さと大変さはありましたか?
ワンシチュエーションで楽しかったことはロケーションが同じ場所なので、毎日通うのが楽だったということ(笑)。また、ずっと同じ警察署で撮影しているので、留置所であったりロビーであったり、警察署というロケーションのあらゆる面を見せることができたのは良かったと思います。例えば、ものすごく広いロケーションで撮影する場合は、そのロケーションの全てを見せるような撮影はできないこともあります。しかし、今回はワンシチュエーションだったため、警察署をあらゆるシーンやあらゆる場所で細かく見せられたことは良かったところだと思います。
大変だったことはあんまり思いつかないんですが…、留置所のシーンで同じ場所に何時間も座っていなきゃいけなかったところでしょうか。床が硬かったので、座る用のパッドのような柔らかいものをお尻にひいたりして撮影してました(笑)。それぐらいですかね。
――とても勢いのある作品で、撮影現場でもかなりテンションを上げる必要があったのではないかと予想するのですが、実際はいかがでしたか?
みんなやる気満々で、いつでもどうぞという感じでした。アクションのシーンというのは雨が降っていたり、火が燃えていたりしたので、それを見ているだけでも気持ちが高まっていくので、「アクション!」と言われるころには「さぁ行くぞ」といったような感じでした。なので、それがフランクを追いかけるにしても、ジェラルドをやっつけるにしても、とにかくやる気十分な状態でアクションシーンが始まっていました。
とにかくアクションシーンに対しては、私自身もやる気満々の状態でしたし、自分でできると思ったし、自分でやって「かっこいいな、私」「できちゃったな、私」なんて思ってたんですけど、そういうシーンをやらせてもらえたこと自体も嬉しかったです。ただ、2階から落ちるシーンは危ないのでやらせてもらえなくて、スタントさんがやったんですけどね(笑)。
――アレクシスさんの長い手足が活かされたアクションシーンも印象的でしたが、撮影に向けてトレーニングなどはされましたか?
まず、そう言っていただいて、ありがとうございます(笑)。
トレーニングはしました。銃の扱いをしっかりとトレーナーにいろいろ教えてもらって、銃の持ち方やクルクルと回すやり方などを一生懸命に練習しました。それからスタントチームともトレーニングをして、とくに最後の大きなアクションシーンに向けて射撃の練習を重ねました。また、なるべく撮影のあいだは、自分が健康かつコンディションの良い状態でいるように、足や筋肉がつってしまわないように気を付けていました。
――アレクシスさんが作品選びでこだわっているポイントはありますか?また、今後はどのような作品に出演したいですか?
こだわっているポイントというと、すごく強い言い方になってしまうかもしれませんが、まず、基本には<良いストーリーであること>を作品選びのポイントにしています。それが楽しいお話なのか、すごく深いお話なのか、いろいろなストーリーはあるかと思いますが、まずは<良いストーリーであること>が私にとって大事なポイントです。
また、次にやってみたいのはラブコメです。私はラブコメを見るのが大好きなので、今度は演じる側をやってみたいなと思っています。きっとすごく楽しみながらできると思うんですよね。もし演じることになったら、良いストーリーにするために、自分のキャラクターと他のキャラクターとの重要なシーンがあれば、役者同士一緒に読み合わせをする、ということもやっていきたいと思っています。
『炎のデス・ポリス』7月15日(金)全国公開!!
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