【心配ないさ】ハクナマタタって実在する言葉なの?意味と使い方を知って、印象に残る会話を!
「ハクナマタタ」という言葉を聞いたことはありますか?
映画やミュージカルでお馴染み『ライオンキング』の劇中で用いられているフレーズなので、耳にしたことがある方はいらっしゃると思います。
ハクナマタタの代表的な和訳は「心配ないさ」ですね。筆者は「心配ないさ」と聞くと、大西ライオンさんを思い出してしまいます(笑)
みなさんはこの言葉で大西ライオンさんを思い出しますか?それともオリジナルのミュージカルやその挿入歌のタイトルなどを思い出すでしょうか?
今回はそんな「心配ないさ」の和訳でもおなじみの「ハクナマタタ」の意味を徹底的に解説していきます。会話の中で「ハクナマタタ」を上手に取り入れて、みんなの注目を集めちゃいましょう!
ハクナマタタとは?

ハクナマタタとは、スワヒリ語で「心配ないさ」という意味です。
ハクナマタタの意味
心配ないさの他にも、スワヒリ語では「どうにかなるさ・くよくよするな・気にするな」といった意味で使われます。
主に仲間を励ますときに用いられ、寛大でポジティブな印象を持つ言葉です。
スワヒリ語とは
スワヒリ語とはアフリカ大陸東岸部の言語で、ケニアやウガンダ、タンザニアなどの公用語として使われています。
日本では、映画やミュージカルでお馴染み『ライオンキング』のセリフや挿入歌で使われていることがきっかけで注目されました。
日本国内ではあまり触れる機会がないスワヒリ語。専門的に学ぶことができる大学は、現時点では大阪大学の外国語学部のみとされています。
語源
ハクナマタタの語源はこちらです。
ハクナマタタは、ケニアのスワヒリ語で「トラブルなし」もしくは「問題ない」を意味します。
(スワヒリ語でハクナは「なにもない」、matataは「トラブル」または「問題」を意味します。)
『ライオンキング』で用いられたことで世界的に広まったフレーズですが造語ではなく、スワヒリ語として実際に使われている表現です。
英語で書くハクナマタタ

ハクナマタタを英語で表現するとこうなります。
ハクナマタタのスペル
英語では「Hakuna Matata」と書きます。ローマ字そのままのスペルで、日本人にも読みやすいですね。
ハクナマタタの英訳
ハクナマタタの英訳には3つの表現があります。
no trouble
意味:問題なし
謝罪、お礼、依頼に対しての返答で、thank youやsorryに対する返事でも使われます。「どういたしまして」「そのくらいのこと、構いませんよ」というニュアンスです。
no problems
意味:問題はありません
謝罪、お礼、依頼に対しての返答というところは「no trouble」とよく似ています。どちらかというと、「no problems」の方がビジネスシーンで用いても違和感がないため、一般的かもしれません。
no worries
意味:心配ないよ
改まった場面では用いられないスラング語ですが、ネイティブでは日常的に使われている言葉です。
落ち込んでいる仲間を励ますときに「大丈夫!私に任せて!」というときや、謝罪やお礼に対して「気にしないで。どういたしまして」などと寛大な返事をするときに用いられます。カジュアルな言葉のため、プライベートで使用する言葉です。
世界のハクナマタタ

仲間を励ますことができる寛大でポジィティブな言葉「ハクナマタタ」。世界中の似た意味を持つ言葉がありますのでご紹介します。
let it be
意味:(成り行きに)身を任せる、放っておく
「構わないで、ひとりにしてほしい」という消極的なシーンでも使われますが、有名なビートルズの曲『let it be』では「大変だけどあるがままに身を任せよう、そのままでいいんだよ」という相手を元気付ける意味で使われており、二面性を持つフレーズです。
qué será, será(ケ・セラ、セラ)
意味:なんとかなる
スペイン語の「Lo que será, será」を元に、英語圏で使われ始めた言葉だといわれています。「仕方ないよ、大丈夫だよ」という意味もあります。スペイン語だと思われがちですが、実は文法的には間違っており、現地で使われる言葉では無いそうです。
なんくるないさ
意味:問題ないよ
沖縄の方言です。落ち込んでいるときに笑顔で「なんくるないさー」なんて言われたら、一気に心が晴れそうですね。
괜찮아요(ケンチャンナヨ)
意味:大丈夫
韓国語で、相手のことを「大丈夫ですか?」と心配するときや、逆に「大丈夫ですよ」と返事をするときに使われます。韓国人は、どんなときでも前向きに行こうというマインドを「ケンチャナヨ精神」と呼び大切にしています。
無問題(モウマンタイ)
意味:問題ない、大丈夫
広東語で多義的に使われている言葉です。「心配無用だよ」「気にならない」「危なくない」などの意味も持ち、日本語の「大丈夫」の使い方とよく似ています。
明日は明日の風が吹く
日本のことわざで、先のことを心配しても仕方がない。成り行きに任せよう。物事はなるようになる。という意味です。
「ハクナマタタ」と似た意味を持つ言葉は、世界にたくさんありました。どれも覚えやすいフレーズで、日常的に使えそうなものばかりです。
前向きな言葉なので、どれか一つを自分のモットーのようにするのもいいかもしれませんね。
まとめ

「ハクナマタタ」は、スワヒリ語で実在する言葉でした。しかも、とても前向きでポジティブな言葉!
ぜひ、普段の会話で使いこなしてみてくださいね。少しくらい使い方を間違えたって、ハクナマタタですよ!
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