ラーメンライターが解説! “一風堂”家用ラーメン4品 結局どれが一番優秀?
全国のラーメンを食べ歩くラーメンミュージシャン、井手隊長です。先日、ガジェット通信編集部で“博多一風堂”の家用ラーメン4品の並べ喰いクロスレビューを行った。カップ麺、チルド麺、お土産ラーメン、プラントベースの4品。どれもがベストを尽くした逸品で、さすが一風堂と唸らされた(詳しくはノジーマ氏の記事を参照)。
「一風堂」の家用ラーメンを食べ比べ! おみやげ赤丸のガチウマさに全員大悶絶!|ガジェ通クロスレビュー
https://getnews.jp/archives/3296864
「一風堂」の家用ラーメンを食べ比べ! おみやげ赤丸のガチウマさに全員大悶絶!|ガジェ通クロスレビュー https://t.co/U1AuhBElS5 #getnews #ガジェット通信 pic.twitter.com/XdsmVRPwe9— ガジェット通信(公式) (@getnewsfeed) June 17, 2022
今回は筆者なりにさらに深堀りして、4品を細かくレビューしていこうと思う。
セブンゴールド 一風堂 赤丸新味 博多とんこつ(カップ麺) 300円
麺:★★ 具:★★★ スープ:★★★ 簡単さ:★★★★ コスパ:★★★★
セブン-イレブンで超人気の一風堂カップ麺。スープがまずパワフル。店よりもわかりやすくパワフルに作ってある。ここに合わせるのがチリチリの細麺。そう簡単に伸びないので、濃厚なスープの中でもしっかり主張する。
お店のラーメンの繊細さを表現しようとすると、カップ麺としてはパンチとパワー不足になるはずだが、そこはデフォルメが上手い。豚骨ラーメンのカップ麺ではやはりトップレベルの美味しさだ。
セブン-イレブン 博多一風堂監修 赤丸とんこつラーメン(チルド麺) 518円
麺:★★★ 具:★★★★ スープ:★★★★ 簡単さ:★★★★★ コスパ:★★★
こちらはセブン-イレブンで売っている一風堂チルド麺。レンジでチンすれば完成という圧倒的に簡単に作れる一杯。具が生なのと、スープが濃縮・粉末ではなくストレートなので、お店の味との近さを感じる。麺がストレートでなく縮れてしまっているのが唯一惜しい。チルドでは麺だけは再現が難しかったか。でもそれでもチリチリで主張があって麺も美味しい。
何といってもスープの深さ、おしとやかさが際立つ。お店のスープの絹ごし感、シルキーな感じがしっかり再現できており、秀逸な仕上がり。全体的な平均で見ると優勝ではないかとも思う。
博多一風堂 赤丸一食箱(生麺) 626円
麺:★★★★★ 具:★ スープ:★★★ 簡単さ:★ コスパ:★★
こちらは店頭、通販で売っているお土産麺。生麺をお鍋で15~20秒茹でて作る。段取りをしっかり決めて急いで作らないといけないので、若干ハードルが高い。そして具が付いていないので、別途用意する必要がある。
しかしそんなことを全て忘れさせてくれる麺の旨さ! ストレート生麺の喜び。これは生麺ならでは。低加水で少しシャキッと感もありながらしなやかで美しい。クリーミーな豚骨スープとの相性は全商品の中でも圧倒的にこちらが一番。
作る手間と、具がないこと、値段が高いことがハードルにはなるが、家で一風堂を本気で再現しようと思ったらこれだ。
一風堂プラントベースラーメン 赤丸(乾麺) 1080円(2食入り)
麺:★★★★ 具:★ スープ:★★ 簡単さ:★★ コスパ:★★
ラーメンファンが「アニマルオフ」と呼ぶ動物系材料不使用で、豚骨ラーメンを表現した一杯。麺は乾麺。もちろん豚骨ほどのパワーはないが、練りゴマで厚みを作るなど一風堂らしさが上手く表現されている。
豚骨ラーメンの裾野を広げることが確実にできそうな味で、さすが一風堂と唸らされる。乾麺はカップ麺やチルドの麺よりはしなやかで美味しい。
(執筆者: 井手隊長)
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。